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2018年のボクシング告発状12項目の驚きの内容とは? [スポーツ界]

 アマチュア選手を束ねる日本ボクシング連盟の山根明終身会長【 78 】らの不正を追求している「 告発状 」がクローズ・アップされている。

【 当記事ページの目次 】

 1. ボクシング告発状12項目の一覧表

 2. 告発状の送付先の8つの各関係機関の一覧表

 3. ボクシング告発状の主な内容のまとめ


ボクシング告発状12項目の一覧表

 現WBA世界ミドル級チャンピオンの村田諒太選手【 32 】が自身の公式フェイスブックでも言及されていて、日本ボクシング連盟の問題で「 潔く世代交代すべき 」とまで書き込みされている。

つまり日本ボクシング連盟の、それも同連盟のトップである山根明終身会長( 現在入院中 )を始めとする不正を暴く為に同志で結成した組織、「 明日のアマチュアボクシングのために日本ボクシングを再興する会 」( 宮崎県宮崎市 )の333人方々が告発状を各関係機関に送付した。

ちなみに、日本ボクシングを再興する会の会長を務めるのは、1968年のメキシコ五輪候補にも選出された経歴を持つ、鶴木良夫氏【 68 】だ。

日本ボクシング連盟への告発状の内容の12項目の一覧を以下に記す。↓

  1. はじめに
  2. アスリート助成金の不正流用の教唆および隠蔽
  3. 試合用グローブ等の不透明な独占販売
  4. 競技力向上事業助成金に関する不透明な財務運営
  5. 全国大会開催県に交付する退会費に関する不正な財務運営
  6. 「 オリンピック基金 」に関する不透明な財務運営
  7. 公式試合における組織的な審判不正
  8. 全国大会開催時における不適切行動
  9. 不適切な理事の選任
  10. 山根会長の会長就任に介在した暴行疑惑
  11. 国民体育大会の隔年実施疑惑競技への格下げ
  12. 若年選手が自由に競技に取り組む可能性を阻害する決定
  13. 全国高体連専門部の日本連盟に対する問題提起
  14. 結語

上の告発状の「 はじめに 」と「 結語 」を除くと、全部で12項目に上る。

ただし、インターネット上に公開されているのは上記の12項目までで、詳しい内容の1つ1つの全文までは調べても見当たらなかった。

「 日本ボクシング連盟 」に対する告発状と言うよりも、「 山根明会長 」に対する告発状だ。

告発キーマン鶴木良夫氏激白! 」より引用↓
「 前会長が体調不良で退く際、別の人物が有力視されていたが直前になって何者かに降りるよう求められた。
降りた人は体にアザを作っていた
【 引用ここまで↑出典:zakzak夕刊フジ 】

報道されている内容では、審判員に対する「 不正判定の指示 」や成松大介選手【 28 】に国から支給された助成金の240万円を山根会長が「 3分割に分けろ 」と「 不正流用の指示 」を行い、他にも1社のみを試合で使える公式グローブの指定会社にして、その請求書の口座は山根会長の関係者だった等々、様々な内容の告発状となっている。

成松選手の助成金の不正流用に関しては、日本ボクシング連盟は認めているというが...

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告発状の送付先の8つの各関係機関の一覧表

 また、「 明日のアマチュアボクシングのために日本ボクシングを再興する会 」は告発状を送った先の関係機関の一覧も公開されている。↓

  1. 公益財団法人・日本オリンピック委員会( JOC )
  2. 内閣府公益認定等委員会
  3. 公益財団法人・日本スポーツ協会
  4. 文部科学省
  5. 文部科学大臣・林芳正
  6. スポーツ庁
  7. スポーツ庁長官・鈴木大地
  8. 独立行政法人日本スポーツ振興センター( JSC )

上に示した8つの関係機関に告発文を送付した。

ご報告【 2 】 」より引用↓
1.成松大介選手の件:遺憾ながら、これは事実です。
【 引用ここまで↑出典:一般社団法人日本ボクシング連盟 】

「 天網恢恢疎にして漏らさず:てんもうかいかいそにしてもらさず 」

上記は中国の哲学者「 老子 」の教えだが、意味は天の網は荒く見えるが、どんな悪事不正をも漏らすことは無い、とする。

スポーツフォトニュース 」より引用↓
boxcing
【 引用ここまで↑出典:スポーツ報知 】

まさに、今回のアマチュア日本ボクシング連盟の体質、それも山根明終身会長の独裁体制にメスを入れたのが、今回の告発状そのものだった。

告発状を受け取った8つの関係機関はいま現在、調査を行っていると思われるがマスメディアに完全ロックオンされてしまった、山根明終身会長の進退問題は避けられそうにない。

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ボクシング告発状の主な内容のまとめ

 ボクシング告発状の全文を入手出来なかったので、本章では「 明日のアマチュアボクシングのために日本ボクシングを再興する会 」の会長で、告発状の作成に深く関わっている鶴木良夫代表が指摘する日本ボクシング連盟の闇を列挙して参りたい。↓

  1. 山根会長の独裁的な連盟の運営に疑問が有った
  2. 山根会長のお気に入りの選手が勝つ八百長判定【 奈良判定 】
  3. 日本連盟が都道府県連盟に支払うべき海外遠征費を振り込ませる
  4. 山根会長が地方に行く時はスイートや高級送迎車の要請指示あり
  5. 数年前からセコンドにもライセンスが必要になり登録料を徴収
  6. 山根会長の側近の指示に従わない審判や理事はクビを切られる
  7. 山根会長が観戦する全国大会には革張りの椅子が用意されている

40代になってから、ボクシングを始めたとされる山根明終身会長は元プロボクサーであったが選手として、それほどの大きな実績は無いと鶴木氏。

なんか、今回の日本ボクシング連盟の不正を暴く告発状の報道を見ていると、どうしても少し前の「 日大アメフト部の悪質タックル問題 」を思い出してしまう。

ちなみに、山根会長は日大の田中英壽理事長【 71 】とも懇意な様で、ネットでは「 新アンガールズ結成 」などと面白おかしく書かれているようであるが...

山根会長はFNNの取材に対し「 全てが嘘なので前に出る!もう、これ以上は黙っておれないっ!! 」と答えている。

また、本稿の1章でもシェアさせていただいた 村田諒太選手の発言には大きなショックを受けているとも。

山根会長は今後、日本ボクシング連盟として 公式に記者会見を開くと公言されたが、さて一体 どのような釈明をされる、おつもりなのか!?

「 火の無い所に煙は立たない 」とは言うやすめども...

山根明氏が日本ボクシング連盟の"会長"を辞任した理由はなぜ?


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