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山根明氏が日本ボクシング連盟の"会長"を辞任した理由はなぜ? [スポーツ界]

 日本ボクシング連盟の山根明会長【 78 】が2018年8月8日の午後12時半ごろから「 声明会見 」を行い、日本ボクシング連盟の「 会長職を辞任 」するとの意志を表明した。


【 当記事ページの目次 】

 1. 山根明会長が会長職を辞任した理由は嫁?

 2. 山根明会長が緊急理事会で解任されなかった理由

 3. 山根明会長の辞任に対する各関係機関の長の声

 4. 日大アメフト部の元監督の辞任との共通点

 5. 山根明氏が日本ボクシング連盟から除名されるには


山根明会長が会長職を辞任した理由は嫁?

 「 私は本日を以て辞任いたします

辞任の理由は昨夜、日本( ボクシング )連盟の理事会に於きまして約3時間、いろんな話し合いが出ました 」

「 最後に理事の皆さんから『 会長一任 』ということを言われたので私自身が家に戻って再婚している、わが嫁に先に相談をし、辞任をしたいと言われたので言いました 」

「( 嫁に )『 私は、どういうことが有っても会長が亡くなるまで面倒を見ていくから今は楽になって下さい 』と言うことを言われたので私は決意を、しました 」

冒頭の部分は要約で、もっと語っておられたが、いずれにしても、約5分程の短い会見となった。

つまり、「 嫁が面倒を見てくれると言ってくれたから日本ボクシング連盟の会長職を辞める事にしたんだ 」という事を山根明会長は語っていたのである。

「 2020年の東京オリンピックには出られなくても 」とか、意味深な発言の意味は「 俺が会長職を辞したらアマチュアボクシングは東京五輪に出られないぞ? 」とでも、おっしゃりたかったのであろうか?

山根明会長が再婚されていることも今日、知ったが不肖この私めが思うのは「 これで反社会勢力からの脅しに屈することなく嫁からの、こころあたたまる言葉が有ったから日本ボクシング連盟の会長職を辞めることにしたんだ 」というメンツに拘った、と思われている様にも感じた。

それくらい、昨日の7日の日本ボクシング連盟の緊急理事会の後での囲み取材の場では、反社会的勢力からの脅しに対して対抗心を見せていたが、山根明会長ご自身が実は昔、反社会的勢力の組織に属していた事を認めている。

しかし山根明「 元 」会長は、あくまでも会長職を辞しただけで、日本ボクシング連盟という組織そのものを辞められた訳ではない。


山根明会長が緊急理事会で解任されなかった理由

 別ブログでも記したが、山根明会長は昨日の7日に開かれた緊急理事会で、解任動議で本人の意志とは関係なく辞めさせられるのでは?と報じられていたが、実際は「 会長一任 」となった。

マスメディアは「 理事らが山根会長に花道を用意した 」などと報じているが、本当の理由は以下の引用文が真相を物語っている様な気がした。↓

なぜ山根会長の進退は追放ではなく一任となったのか? 」より引用↓

当初、山根会長が辞任を了承して表明しない場合は、解任動議を提出して、解任決議を通す考えでいたが、それには過半数を超える理事の出席と、過半数を超える票数が必要で、今回は、反対派の抵抗もあり人数が揃わずに泣く泣く断念したのだ。

【 引用ここまで↑出典:THE PAGE 】

つまり、日本ボクシング連盟の臨時理事会の出席者が15人程度しかいなかったのである。

しかも、その数少ない理事たちからも辞任を要求する声が上がっていたが、山根明会長は強要されて会長職を辞任する事にも抵抗を示した。

理事会『 解任 』強要に抵抗 」より引用↓
当初は出席した理事の過半数によって、解任が決議される可能性があった。
理事会では数人の理事が辞任を迫ったが、山根会長が「 俺は辞めん。あした記者会見して表明する 」と、他の理事に強要されて辞任することに反発。
進退を自ら決めることにこだわった。
【 引用ここまで↑出典:スポーツ報知 】

30人程度いたとされる理事の内、26人が辞任を発表しているが昨日は山根会長に進退を一任するという形を取っていた。

「 だから自分の判断は自分で決めます! 」

この様に語っていた山根明会長だったが、結局は「 辞任 」せざるを得ない状況に追い込まれた。

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山根明会長の辞任に対する各関係機関の長の声

 山根明会長が日本ボクシング連盟の会長職を辞任したが、もはや辞めざるを得ないレベルに到達していたと言わざるを得ない。

反社会的勢力との「 黒い交際 」のみならず、12項目にも渡る「 告発状 」から、村田諒太選手のフェイスブックの書き込みが騒動の始まりだった。

そんな、山根明会長に対する各関係機関の「 長 」の声は主に辞任を求めるものだった。

初代スポーツ庁長官の鈴木大地氏【 51 】は、「 事実だとするならば本当に、これは辞任に値すると考えています 」とコメント。

また、日本オリンピック委員会【 JOC 】の竹田恆和会長【 70 】も辞任を要求されていた。

竹田JOC会長、山根会長辞任は『 事実なら当然 』 」より引用↓
「 事実だとしたら非常に大きな問題( 辞任は )当然 」
【 引用ここまで↑出典:SANSPO.COM 】

また、東京オリンピック・パラリンピック2020ではまだボクシングは正式種目に決定したわけではないが、小池百合子都知事【 66 】は3日の定例会見で毎日新聞社の記者の質問に答えている。↓

小池百合子都知事は、山根明会長個人の事には触れず、日本ボクシング連盟を指して「 戦う場所が違うのではないですか? 」とし、「 2020年のメダルを狙う為の下地を考え直す良い機会になったのでは 」との自身の考えを示した。

しかし個人的に思うのは、山根明会長は「 権力に溺れたのでは? 」との考えだ。

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日大アメフト部の元監督の辞任との共通点

結果的に山根明会長は今回、辞任となったが100%、悪評だった訳ではなくて、ボクシングでプロとアマの共同開催などで垣根を取り払ったりオリンピックでアマチュア時代の村田諒太選手が金メダルを取った実績は評価されているのである。

しかし「 終身会長 」という絶大な権力を持ってしまった山根明会長は歯車が狂い始めた。

いや、ご自身が認めていらっしゃる様に若い頃から、反社会勢力に属するなど問題は有ったのかもしれないが、絶大な権力を有した時によほど盤石な人格基盤が無いと、この様な形で崩れるものだという実例を見た思いだ。

最近、この様なトレンド・ネタを扱うにつれ常々思うのは「 世の中というか社会は結局のところ大きなムラ社会なんだなぁ~ 」という事だ。

日大アメフト部の内田正人元監督【 62 】にしても、甲子園ボウルで優勝とかいう輝かしい実績を有していても、結果的に辞任となった。

内田正人元監督の場合は今回のケースとは異なるが「 組織内での絶大な権力を有した 」ことでタガが外れたという点では同じ気がした。

その歪が大きくなった時に露見した一連の騒動は「 天網恢恢疎( てんもうかいかい )にして漏らさず 」という天誅そのものであったと思えるのだが。

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山根明氏が日本ボクシング連盟から除名されるには

 今回の一連の騒動でマスメディアは、山根明会長は日本ボクシング連盟の会長職は辞任したが連盟組織には、まだ残っていると言及している。

そして、連盟の組織自体から「 除名 」をするには山根明元会長を含めた理事30名と各都道府県単位の「 正会員 」47人を含めた計77人の投票を行い、総正会員の3分の2以上の集票で議決権発動で正会員から除名される規定があるとの事。

そして、前出のJOCとJSC( 日本スポーツ振興センター )からの要請で、日大と同様に「 第三者委員会 」の設置を求められ、近日中に立ち上げられるとのこと。

辞任された山根明会長が今後、どうなっていくのかは分からないが日本ボクシング連盟が全く新たな組織に生まれ変わる事は期待して良いだろう。

山根明会長が日本ボクシング連盟を解任されなかった理由


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