錦織圭選手が年俸を何十億も稼げる理由はなぜ？

　1. 2016年の錦織選手の年収は約36億円

　2. プロスポーツ選手は成績が人格なのか

　3. スポンサー企業は人物のイメージを重要視する

　4. 学生カップルも相手の社会的評価で交際しているかも

　5. 銀行と結婚した奥さんの実話

2016年の錦織選手の年収は約36億円

　プロテニスプレーヤーの「 錦織 圭 」（ にしこりけい nishikori-kei 27 ）選手の2016年の年収は3千3百50万ドル（ 35億8600万円 ）で、世界のスポーツ選手の長者番付で堂々の29位、日本人のスポーツ選手全体では見事に第1位を獲得されている。

収入には無関係の男子プロテニス協会が発表する世界ランキングではシングルスで 自己最高4位をマークしている。

ちなみに日本人の年俸で第二位は元楽天のプロ野球投手で史上初のシーズン24勝（ 年間最多記録 ）を上げたメジャーリーガーの田中将大（ たなかまさひろ/28 ）選手。

現在ニューヨークヤンキースに所属する田中選手の2016年の年収は約24億6200万円であった。

では、錦織圭選手が2016年に稼いだ年収の内訳は、どのような形なので有ろうか。

年俸・賞金が約「 3.7億円 」でスポンサー契約が約「 32.1億円 」と、なっている。

現在の錦織選手が契約しているスポンサー企業は14社に上るが、これでも本業に差し支えが無い様に抑えて居るのだという。

その中でも特に「 JAL 」（ 日本航空 ）は、東京五輪までの5年契約で15億円+成績に応じた出来高でプラス10億円を提示している。

そんな錦織選手は居住地のアメリカ、フロリダ州に 練習の拠点として自宅をキャッシュで約1億円で購入。

また愛車もスポンサーメーカーである、ジャガーの最新型であるが、買い物を楽しむ以外は世界のセレブとは思えない程、慎ましい生活を送っているのだという。

で、ここからが今日の本題なのだが、なぜ錦織選手はプロテニスプレーヤーでありながらも、ここまで莫大な富を築けたので有ろうか？

ここの疑問点を私めなりの考察で、まとめてみたい。

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プロスポーツ選手は成績が人格なのか

　誰が言ったかは忘れてしまったが、プロ野球選手のコーチだか監督だかが言った名言で 「 選手は成績こそが人格だ 」だというフレーズが私の記憶に深く刻まれている。

確かに、競技に於いて「 結果 」が求められるプロスポーツ選手であるから、ここの部分は否定できない。

だが、結果さえ残せばスポーツマンシップと呼ばれる品格など一切、無視して良いのかと言えば決して、そんな事は無いことが元横綱の「 朝青龍関 」を見ても分かる。

平成の大横綱と称された彼は、華々しい活躍もありながら問題行動が多かった。

結果的に朝青龍関は2010年に己の身から出たサビが原因で角界からの引退を余儀なくされたのは周知の事実である。

翻って錦織圭選手の場合は、どうであろうか。

2016年のリオデジャネイロオリンピックでは男子シングルスで堂々の銅メダルを取り、その他の国際大会でも優勝、準優勝を重ね順調に輝かしい功績を残されている。

しかし錦織選手の億を稼ぐ秘訣は、それのみでは語れないだろう。

スポンサー企業は人物のイメージを重要視する

　先にも述べたが、2016年の錦織選手の年収の実に9割近くが、スポンサー契約の収入に拠って成り立っている事が分かる。

では、このスポンサーである各企業は選手個人の成績だけで高額の報酬を支払う契約を決めているのであろうか？

これはプロスポーツ選手に限ったことでは無いが、芸能人をCMキャラクターに起用する場合でも、「 その人物の世間的なイメージ 」を重要視する。

もちろん、コレ以外の理由も各企業では有ろうが社会的に問題行動を起こした人間を高額なギャラを支払ってまで、わざわざ起用するスポンサー企業は、そうなかなか居ないだろう。

そこへ来ると、この錦織圭選手は各企業がスポンサーに起用する「 条件 」を、ほぼ完璧に満たしている事が分かる。

累計賞金総額が100億円を超えたプロテニス界の世界王者「 ノバク・ジュコビッチ 」氏（ セルビア ）には敵わないものの、十分な成績を残している錦織選手。

これに加えて、彼の強みはイケメンであること加え 「 紳士的かつ爽やかな好青年 」である人格に根ざしている。

不肖この私めは実際に、お会いしたことは無いので彼がどんな人間なのかは存じ上げないが、1つ言い切れる事実として少なくとも社会的なトラブルは現時点で一切、起こしていないと言う点である。

これに加えてメディアで映し出される、紳士的で爽やかな人間像は各スポンサー企業が高額な報酬を 支払ってまで複数年契約を結ぶには、 「 十分な価値がある 」、と判断するのであろう。

以上を、まとめると「 一定水準以上の成績 」 「 容貌（ ルックス ） 」「 好感度 」などが「 錦織選手を億万長者たらしめんとする理由 」に、なると私めは個人的に結論付ける次第である。

無論、裏方に徹して彼を「 マネジメント 」する人物が居るなど、コレのみではない複合的な要因が複雑に絡み合っては居るとは思う。

しかし、決して忘れてはならないのは、「 ここにたどり着くまでに彼は、いったい何万回の素振りを繰り返したのだろう 」という、その成功のうらに隠された努力を我々は忘れてはならない、という事ではなかろうか。

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学生カップルも相手の社会的評価で交際しているかも

　上に記述した内容と密接に関連して以前から感じていたことを思い出した。

仕事の行き来のトラックで街なかを走行していると、よく初々しげな「 学生カップル 」を見かける事が有る。

で、彼ら（ 彼女ら ）を見て、いつも思うのは「 ただ好きな者同志です 」という単純な理由だけでは付き合ってないな、といつも感じるのである。

これは男子学生の方よりも、より見栄や世間体を気にする女学生の方の意図が上に掲げたスポンサー企業の思惑と、ある程度一致しているのでは無かろうか？という考えである。

それはいったい、どういう事なのであろうか？

すなわち女学生側から見て 「 通学する学校や地域で得られている、 その男子学生の一定の評価 」が基準値以上でないと、 好きだという理由だけでは付き合わない！という考察である。

これは、あくまでも私め個人の私見ではあるし、 人に拠って考え方は十人十色で有るから必ずしも 全てに当てはめて考える事は出来ない。

利潤目的が絡む企業広告主の選定基準と、 世間的な評価を気にする女学生の恋人選びの判断を 同一で論ずるのは多少ムリが有るのかも知れないが、 しかし私めの考えとピタリ一致するのである。

もっと具体的に申し上げると、どんなに女学生が その男子学生を好きであって相思相愛で交際出来る としても、その事で周囲から 「 えーっ！？なんであんな人と付き合ってるの？ 」 という批判が巻き起こりそうな評価の相手とは 付き合わない。

言い換えれば、その男と交際しても自分自身の 「 ブランド 」に傷が付かない相手ならば、 安心して付き合う、という事でも有る。

どうだろう...上記に、つづったスポンサー企業の 選定基準と重なる部分が無いだろうか？

夫が勤める銀行と結婚した奥さんの実話

この話しを裏付ける事が出来る具体的な実話もある。

極端な例だが銀行員と結婚した奥さんが、銀行の経営難で出稿先の衣料品問屋に転籍になってしまった御主人に向って、こう言い放った。

「 私は、あなたがK銀行の人だから結婚したのに転籍ですって！？“ K銀行員の妻 ”と言うのが“ 私の自慢 ”だったのに、どうしてくれるのよっ！？ 」

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これを契機に夫婦仲がギクシャクし出し、2ヶ月後には奥さんが実家に帰り、4ヶ月後には協議離婚が成立した。

...この奥さんは生涯の伴侶と結婚したのでは無く、「 銀行 」と結婚していたのである。