北朝鮮【 朝鮮民主主義人民共和国 】は5月21日の午後4時59分に首都、平壌( ピョンヤン )の北東に位置する北倉( プクチャン )から準中距離弾道ミサイルMRBM北極星2型を日本海側に向けて発射した。
MRBM発射後、弾道ミサイルは500Km飛行した後日本の排他的経済水域外の日本海に着弾したと、みられる。
日本政府の対応としては安倍晋三首相【 62 】が「 世界に対する挑戦だ 」として非難し北京の大使館ルートを通じて厳重に講義した。
と、多くのニュースメディア・サイトは、ココまでしか語られていないが、現時点では北朝鮮が弾道ミサイルMRBMを発射した本当の理由は綴られていない。
【 本稿の記事ページの目次 】
北朝鮮の挑戦中央テレビが声明を発すれば新たな情報として、各メディアからも報道がなされるだろうが、現段階では、そのような速報ニュースは配信されていない。
だが、思い当たるフシが有る。
5日に北朝鮮の国家元首、「 金正恩 」朝鮮労働党委員長【 33 】に対するテログループをアメリカと韓国が送り込んだとして国家保衛省が摘発したと報じた。
この問題が事実なのかどうかは、さて置き北朝鮮側としては「 味な真似を、してくれた見せしめに1発、撃っておくか 」とする威嚇行為なのでは、なかろうか?
しかし、サスガに日本本土を狙わないのは北朝鮮の最高指導者、金正恩委員長が狡猾( ずる賢いこと )であることを、如実に物語っている。
5月2日にアメリカ合衆国大統領のドナルド・J・トランプ氏【 70 】は「 適切な条件が整えば、北朝鮮の金正恩委員長と直接、対話する準備は出来ている。」との声明を発表した。
前章で述べたテロに対する真偽はノーコメントだったホワイトハウスだったが、そこのショーン・M・スパイサー報道官【 45 】は「 現段階では条件が整っていない 」として米朝会談の可能性を否定した。
だが今回のミサイル発射で会談の可能性は、ほぼ0に、なってしまったのではなかろうか。
19日、北朝鮮の国連次席大使「 キム・インリョン 」氏は、緊急記者会見場でハッキリと次の様に述べた。
「 国連安全保障理事会がアメリカのICBM【 大陸間弾道ミサイル 】の発射実験の説明を求めないのであれば、北朝鮮は決議を受け入れられない 」と。
北朝鮮が14日に亀城【 クソン 】から弾道ミサイル「 火星12型 」1発を発射したことに対して国連安保理は「 安保理決議の重大な違反である 」とする報道機関向けの声明を出していた。
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平たく言うと北朝鮮側にしてみれば「 なんでアメリカは良くて、北朝鮮は駄目なの?おかしくね? 」という主張なのだろう。
覇権国家であるアメリカには国連安保理も逆らえずに黙り込む、という状態なのかどうかは知らないが、北朝鮮はこの様な事にも納得が行かずに再びミサイルを発射せしめたのかも知れない。
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