2016年の7月、山口県からアタッシュケース複数個に分けて移送中だった160Kgの「 金塊7億5千万円相当 」が、福岡県博多駅の筑紫口で複数の男らに奪われた。
事件当初の報道では「 6億円 」と報じられていたが、実際は7億5千万円分の金塊だった。
【 本稿の記事ページの目次 】
博多駅の近くにある貴金属店で換金する目的で金塊を複数人の男らで移送中だったが、ニセの警察官の格好をした人物数人で「 密輸品の金塊だというのは分かっているので調べさせて貰う 」と言い、スキを見計らって金塊を、そのまま持ち去った疑い。
22日、福岡県警は、その事件に関わった男ら数人を窃盗容疑で既に逮捕しており実行役のグループは愛知県在住の男らだという。
事件後、約4億円相当の金塊を東京都内の貴金属店で換金したとして、それに関わった数名の人物と、換金に応じた60代の男性と共に「 盗品等処分あっせん 」の容疑で逮捕する方針。
本来、売り主の名前を税務署に届ける定めに、なっているのにも関わらず、店の法人名義で嘘の届け出をした東京で貴金属店を営む六十代男性の店舗や自宅など千葉県内も含め、県警は関係先を家宅捜索している。
なんか、この貴金属店も最初から、この事件に一枚かんでいる、お仲間だったのでは?と勘ぐりたくなってくるのだが。
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被害に遭った男性らは「 転売目的で買い取った 」と供述しているという。
だが、被害側の男性らも警備会社に委託せずに自分たちで搬送するなど不自然な点が目立つ、と県警幹部。
だが、裏事情に詳しい人物は「 密輸品では無いか 」と見る。
( 以下「 exciteニュース 」から引用 )↓
“香港を拠点に金の密輸ビジネスが世界的に広まっていると聞く。訳ありな金塊を現金化したい連中が他のグループに換金を頼む。成功すれば換金額の10%が手数料として支払われる。税関を通すより密輸した方が儲かる”
( 引用ココまで )↑
この密輸ビジネスは古くから有るらしいが今回、本稿では「 もし、これが密輸なら金塊の移送ルートは? 」という考察のもと記事を作成してみた。
しかし1点腑に落ちないのは、もしこの被害者も密輸と言う悪事に加担していたとしたなら、足が付くことを恐れて警察に被害届など出さない筈なのに、何故この事件が明るみに出たので有ろうか?という疑問点である。
密輸品であるか、どうかの前に「 金塊の移送ルートは山口県内から福岡県の博多駅筑紫口まで 」という事だけは報道されている。
それでは、山口県のどこの場所から移送されてきたのか?という詳細までは報じられていない。
もし、この金塊が密輸品であれば、難易度の高そうな飛行機を使った航空便よりも船などの航路を使うのでは無かろうか?
そのように考えた場合、山口県内の港湾で最も有力なのは「 国際拠点港湾の下関港 」が使用されたのでは無いかと見ている。
山口県内の国際港湾は下関港と徳山下松港の2箇所だけで有るが、密輸ルートの拠点が中国の香港港からのコンテナ便が運べる山口県最西端に位置する下関港が福岡まで移動するのに一番、距離が短いからである。↓
まさか重いアタッシュケースを運びながら徒歩で移動するわけは無いだろうから、主な移動手段は車であろう。
ちなみに「 香港港が密輸の拠点 」という推測は全くの根拠のない噂話のレベルなので、誤解なきように御願いしたい。
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金の相場は以前に比べて急騰しているという。
無論、株価や米などと同じ投資案銘柄でも有るので価格の変動は有るものの、本日22日の価格は1gあたり4,904円である。
さらに密輸することで「 運び屋 」には全体額の1割が報酬として与えられる上に、売却に成功すると消費税の8%が上乗せされて支払われる事からも、消費税が8%に値上げされた2014年から密輸の犯罪件数が増加の一途を辿っている。
いずれにしても、この事件に関わった容疑者が逮捕されている訳だから県警には一刻も早い、この金塊強奪事件の全容解明を期待する次第。
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