内田正人監督と井上奨コーチが逮捕・起訴で実刑の可能性は有るか？

日大アメフト部の悪質タックル問題で、
5月25日、関東学生連盟の規律委員会が
「 ラフプレーは監督とコーチの指示 」だとする
方針を決定したと、スポニチ・アネックスが報じた。

【 当記事ページの目次 】

　1. 内田正人前監督と井上奨前コーチ逮捕の可能性

　2. 内田正人前監督と井上奨前コーチ起訴の可能性

　3. 内田正人前監督と井上奨前コーチ実刑の可能性

内田正人前監督と井上奨前コーチ逮捕の可能性

　日大アメフト部の報道が連日なされており、加熱しまくっているが、遂に関係者本人たちから聞き取り調査を行った関東学生連盟が内田正人前監督【 62 】と井上奨前コーチ【 30 】の指示が有ったと認定した。

しかしながら、関東学生連盟の聞き取り調査に対しても内田前監督と井上前コーチは「 反則行為を指示した 」ことを否定し続けたのだという。

まさに23日の会見と同じ内容での回答だったということだが、なぜ頑なに「 指示だけは一切していない 」と22日の記者会見で宮川泰介選手【 20 】が語った内容と食い違いを見せていたのか？

それは、警察にも被害届が出されていることから「 怪我をさせろ 」という発言をしたことを公に認めると確実にし傷害罪で逮捕および立件されることが分かっているからに他ならない。

現段階では奥野康俊大阪市議【 52 】が21日に、大阪府警の池田署に被害届けを提出しており、警視庁も傷害事件を視野に捜査に入っている。

ただし、井上前コーチは会見で「 相手のクオーターバックを潰してこい 」と言った事に関しては認めている。

だが、認めていない発言内容で「 相手のQBが怪我をすれば、こっちの得だろう？ 」言ったことに関しては否定し続けている。

ここで問題になるのが、「 共謀共同正犯 」として成り立つのか否か？という部分。

内田前正人監督は「 やらなきゃ意味ないよ？ 」とは言われていると宮川泰介選手は証言しているが、この「 やらなきゃ 」という部分が、はっきりと「 怪我をさせろ 」とは言っていないので、どうにでも良い訳が出来てしまう。

つまり「 共謀共同正犯 」が成立する可能性が高いのが井上前コーチの方である。

警察が、どのような捜査を進めるかにも拠るが、もしかすると内田正人前監督は逮捕を免れるかもしれない。

何故ならば「 こいつに怪我をさせろと言ったのは自分だ 」とまでは言っては居ないからだ。

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内田正人前監督と井上奨前コーチ起訴の可能性

　起訴は裁判に、かけるか否かの決定を捜査した警察から、身柄だろうと書類だろうと逮捕後に送検された容疑者に対して行なわれる。

この判断は検察が行うが悪質だと認められれば起訴となって裁判に、かけられるし、そうでなければ件の女子高生への強制わいせつ事件で起訴猶予処分となった山口達也氏【 46 】の様に裁判にはならずに済む場合もある。

今回のケースでは、被害選手である関西学院大学のQBの選手の父親である、奥野康俊大阪市議が宮川泰介選手には会見を見て情状酌量の余地ありと見て、警察に厳重な処罰を求めない「 嘆願書 」を提出している。

宮川選手に関しては傷害としか見れない確定的な証拠が動画という形で残ってしまっているので「 違法性の阻却 」は認められない落ち度は有るものの、起訴猶予処分になる可能性も。

これは仮に不肖この私めが法律のプロだったとしても「 絶対にこうなる 」とは言い切れないのだ。

しかし、この中で一番苦しい立場なのが井上前コーチだろう。↓【 音量注意！ 】

内田正人前監督と井上奨コーチ実刑の可能性

　仮に起訴されて裁判になった場合、実刑になるか無罪となるかであるが、これも正直わからない。

弁護士の先生の中には「 仮に最悪、実刑になったとしても懲役1年執行猶予3年が妥当では？ 」と、おっしゃる方も、いらっしゃるが仮にそこまで行くとしても可能性が一番、高いのが「 相手のQBが怪我をすれば得だ 」という発言を行った井上前コーチなのではなかろうか？

しかし、これはあくまでも可能性の問題なので実際どうなっていくのかは未知数である。

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もしかしたら、誰も逮捕まではされないかもしれないし、あるいは全員が起訴されるかもしれない。

しかし、確定的な証拠が動画で残っている以上、当事者である宮川泰介選手は言い訳できない。

週刊文春も、試合後の内田前監督の囲み取材時の音声データを公開しているが、すでに今の時点で騒動になっていないので、確定的な発言は録音されていなかったのかも知れない。

「 あれぐらいやらなきゃ勝てないよ～ 」という発言の解釈は、どうにでも取れるからである。