今年7月の東京都議会議員選挙で圧勝した、「 都民ファーストの会 」と離党した音喜多駿都議。【 34 】
本日の9日に開かれた東京都議会では、「 築地も豊洲も 」という小池百合子都知事【 65 】の基本方針に異を唱えた音喜多都議。
( 以下「 都民フ離党の音喜多氏が小池知事批判ヤジで騒然 」から引用 )↓
音喜多氏は、小池知事が6月に公表した
「 豊洲移転・築地再開発 」の基本方針を
「 政策判断として間違ったものだった 」
と述べ、当時は自身も支持したとして謝罪。
( 引用ココまで・出典:毎日新聞 )↑
ちなみに傍聴席のヤジに対して、一斉に振り返る都議会議員たちの図。撮影したのはうちのスタッフですが、ヤジを飛ばした方は私とは一切関係ございません…。内容的に、築地市場の豊洲移転にそもそも強く反対されている立場の方のようでした。ああした行為は、何につけても逆効果だと思います。 pic.twitter.com/UAYDZaryQd
— おときた駿(東京都議会議員 /北区選出) (@otokita) 2017年12月9日
音喜多都議が「 築地は守る豊洲は活かす 」が基本方針の小池都政を厳しく批判した質問に限らず、傍聴席からはヤジが飛んだらしいが、結局のところ、「 豊洲移転 」ではなく「 豊洲を新たに付け足した市場の増加 」という結果に、なったのが現状では無いのか?
所が、昨年から今年に掛けて小池都知事は、「 豊洲市場は土壌汚染が基準値よりも高いから、築地からの移転は承認出来ない 」とする姿勢を貫いてきたが、今年6月に上記の方針「 豊洲も築地も 」の方針で政策決定。
この方針が市場関係者や、豊洲で新たに180億円を投資して「 千客万来 」施設を建設する計画だった万葉倶楽部株式会社【 神奈川県小田原市栄町1-14-48 】の見通しが大幅に狂ったとして、様々な批判を招く結果となっている。
土壌汚染が、本当に食の安全に関わる問題なら、小池都知事の判断も的を得たもので有ったかも知れないが、関係者の反応はすこぶる悪い。
その最も大きな理由が、「 築地と豊洲の両市場を残す事で『 来場客が分散してしまう 』という問題 」を残す事に、なるからだ。
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次章では、今回の豊洲市場の開発工事計画の延長の挙句に東京都が「 築地は守る豊洲は活かす 」を基本方針として打ち出した事で悲鳴を上げた「 万葉倶楽部 」の叫びにスポットを当てていきたい。
【 当記事ページの目次 】
今回、ニュースでも取り上げられている、「 万葉倶楽部 」は、主に温泉施設や旅館業などの宿泊施設を全国的に運営、展開して、業績を伸ばしてきた会社で、築地市場の卸業者では無い。
その万葉倶楽部が、豊洲市場の移転先延ばしと、最終的に「 豊洲も築地も 」の基本方針で、困惑しているのだという。
( 以下「 小池都知事に温泉の万葉倶楽部が怒り:豊洲・築地両立で翻弄 」から引用 )↓
"「 今の方針ではうちが施設を造っても、( 築地と豊洲のどっちつかずで )
テナントが入ってくれないだろう 」( 眞己専務 )。
万葉が小池知事に求めた詳細説明について、7月27日に都の担当者から
回答があったものの「 とうてい納得できる内容ではなかった 」( 同 )。
眞己専務は「 本当に残念なのは東京五輪には間に合いそうもないこと 」
と悔しさをにじませる。
着工やテナント募集が後ろ倒しになったため、開業するにしても
2020年夏に間に合うか危ういというのだ。
一方で、このまま数ヵ月間、方針が変わらなければ、同社は
事業撤退と都への損害賠償請求に踏み切らざるを得ないという。"
( 引用ココまで・出典:DIAMOND online )↑
冒頭でも軽く触れたが、万葉倶楽部は豊洲に建設する予定の施設の投資に当初の見積額の180億円から、都の見直しに拠る工事延期の影響で20~30億円の上乗せを余儀なくされているのだという。
同社の豊洲のプロジェクトは正に社運を掛けた事業なだけに、落胆の色は隠せない。
また、結果的に「 築地は守る豊洲は活かす 」が基本方針となった事で、困惑しているのは万葉倶楽部だけではなく、今現在築地で働く、関係者の方々も同様だ。
「 来場客の分散=売上の低迷 」。
この弊害こそが当事者の方々に取っては一番の悩みのタネなのでは、なかろうか。
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だけど、豊洲移転問題は小池都知事1代の問題では無くて、石原慎太郎元都知事【 85 】からの課題でもあった。
記者会見でカットされた、当時の石原の考えが分かる映像資料をYouTubeで公開しています。https://t.co/u5jgWAFAmU
— 石原 慎太郎 (@i_shintaro) 2017年3月6日
だから別に小池都知事をかばう、わけでないが全ての責任が、小池都知事1人の問題では無いのは確かだ、
確かに、豊洲の移転を延期したのは小池百合子都知事であるのは紛れもない事実。
ブラジル政府、小池百合子知事に国家勲章 https://t.co/eEWfSHDG41 pic.twitter.com/pWxFBtUG2m
— 産経ニュース (@Sankei_news) 2017年12月2日
たしかに関係者の方々の落胆は、心中察し余りあるが、食の安全を考えた時にベンゼン等に拠る土壌汚染を小池都知事は少し過敏に捉えすぎたのではなかろうか?
ところで、この問題に鋭い追求を行った人物がいた。
2ちゃんねるの創業者で、お馴染みの「 ひろゆき 」こと西村ひろゆき氏【 41 】である。
東京都の都議選が行われたのが7月2日で都民ファーストが圧勝したのは、あなたもご承知の通り。
その前月の6月20日に、小池都知事は今までの「 豊洲市場の工事延期 」から一転、「 築地は守る豊洲は活かす 」の方針に政策を転換させたのだ。
この時期のタイミングを鋭く追求したのが、ニコニコ動画の公式放送で、おなじみの西村ひろゆき氏【 41 】
優秀な編集さんのおかげで、メールを一通書いただけで、あたかも会話してるようにして頂けました。うへへ。https://t.co/BL8xnSs0xZ
— Hiroyuki Nisimura (@hiroyuki_ni) 2017年8月22日
一般的には、浸透しているのかもしれないが、西村ひろゆき氏は「 都議選の前に突如、豊洲市場の推進を認可したのは、選挙戦でこの問題の議論を予め潰す狙いが有ったため 」だと動画で語った。
これは、あくまでも、ひろゆき氏個人の考えなので、実際問題はどうなのかは分からないが、タイミング的に、あまりにも良すぎる。
これ以上の事は記さないが、もし仮に、ひろゆき氏のこの考えが当たっていたと仮定したら、豊洲市場移転問題は政争の具に使われたと疑われても仕方がなかろう。
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結論から言うと、築地を豊洲の両方に市場の拠点を置く事を求めている業者は、殆ど皆無だという事らしい。
( 以下「 豊洲移転、築地再開発の課題と不安 」から引用 )↓
"豊洲と築地、2つの市場が併存するプランだけに、築地の卸会社は
「 近距離に2カ所の市場をつくるなんて、どの業者も求めていない 」と反発。
豊洲市場に巨額の費用を投じて大型冷蔵庫を整備するなど、
既に1社で百億円ほどの投資をしている卸会社もあり、
5年後に再び築地へ戻るとは考えにくい。"
( 引用ココまで・出典:nippon.com )↑
まさか、そんなことは無いだろうが、土壌汚染の問題が食の安全に関わる事で、一旦は見送りを決めた小池都知事が、もし「 豊洲移転問題を引きずったまま都議選に入ったら、都民ファーストは勝てないかも.... 」などという考えから、豊洲移転・築地再開発を決めたの"だとしたら"政策としては、あまりにも浅薄すぎよう。
まぁ、たまたまタイミングが合っただけなのかも知れないので、この点は分からない。
しかし、もしも仮に「 豊洲移転・築地再開発 」の決定が、都議選を有利に戦うために政争の具に使われたのだとしたら、市場関係者の方々は堪( たま )ったものではない。
本日の都議会での議場のヤジや怒号が飛び交った理由は、そうした方々の切実な叫びだったのかも知れない。
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