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日大チアリーダー部のパワハラ被害女子部員の告発状全文 [スポーツ界]

 日大アメフト部の問題が第三者委員会の最終報告がまとまり、ようやく一区切りかと思いきや今度は、同大学のチアリーディング部のパワハラ問題で女性監督が8月9日に解任された。

【 当記事ページの目次 】

 1. 日大チアリーダー部の被害女子部員の告発状全文

 2. 日大保体審の当時の事務局長が内田正人・前監督

 3. 練習中止を喜んだ事実をO.M元監督がなぜ知った?

 4. 告発状を出された日大チア部O.M元監督の人物像

 5. 告発状の内容は表面化しない似た事例はいくらでも


日大チアリーダー部の被害女子部員の告発状全文

 日大チアリーダー部の女性監督O.M氏の パワハラ行為を被害に遭った女子部員が作成し、 親御さんが告発状として、公表された文書の 全文を、本稿で以下に引用掲載させて頂く。

問題が続く日大の運動部の指導者のパワハラ騒動で 解任されたのは、日大チアリーダー応援チームの 「 応援リーダー部ディッパーズ 」のO.M元監督。

ハッキリとした年齢は不明だが、2011年に 同大学を卒業されていると報じられているので、 4年制である日大に現役で入られているならば、 2018年現在は29歳前後だと思われる。

O.M元監督から被害を受けた女子部員は 謝罪を受けた、その場で退部を申し出たという。

パワハラ被害を受けた女子部員本人と親御さんが 公表された告発状の全文は以下に、まとめたが 7,000字と、かなり長いので適宜調整しながら、 お読み頂ければと思う。

女子部員がまとめた被害の経過と思い 」より引用↓

 私は、日本大学の学生であり、保健体育審議会の応援リーダー部に所属しています。
本年( 2018年 )2月1日から2月6日にかけて、部の監督、同期、先輩からの発言や行動によって私は( 自ら命を絶つ事 )を考えるほどに精神的に追い詰められました。
事の発端は1月22日です。
この日はキャンパスで授業を受けた後、18時から21時まで練習がある日でした。
天気が大雪だったため、練習がなくなる部活は少なくありませんでした。
しかし、3限終わり( 14時半ごろ )の時点で応援リーダー部にはまだ連絡がありませんでした。
私は授業後、別件で学部の事務に立ち寄りました。
担当してくださった事務員が顔見知りだったため、これから練習に向かうと話しました。
私は普段、キャンパスから練習場まで自転車で移動をしています。
しかし、大雪による事故防止として、キャンパス内の駐輪場が施錠され自転車が使えなくなることを事務員から聞きました。
交通手段は電車しかありませんでしたが、電車も雪の影響でいつどうなるか分からない状況でした。
事務員はとても心配してくださり、ご厚意で監督に電話をしてくれました。( 監督と事務員は本学の卒業生であり、学生時代は同期。)
事務員が電話をかけている間に私のところに友人( 応援リーダー部の同期 )が来たのでその時の状況と経緯を話して待ちました。
結局、監督は事務員の電話に出ませんでしたが、その直後に監督から「 今日の練習を中止にする 」という内容の連絡が部の全体LINEに届きました。
私と友人は事務の前で「 やったー!オフになった!! 」と言って喜び、事務員にもお礼を言って帰宅しました。
この時はまだ、この( ※上記の )言動で厳しく注意を受けることになるとは思っていませんでした
本件について監督から最初に注意を受けたのは10日後の2月1日です。
この日は少しだけ雪が降りましたが、交通機関に支障が出ない程度だったので練習をしました。
監督は練習にいらっしゃらず、練習終わりの時間に部の全体LINEにメッセージが届きました。
内容は「 雪に注意して帰宅するように 」というものでした。
それに続けて「 大学の事務員や先生は友達ではないので態度や言葉遣いに気を付けてください。雪で練習が無くなったからといって叫ぶ等、部を背負っている人とは思えない行動をしているような人がいるようです
特に◯◯学部◯年生( 私の学部と学年指定 )。心当たりのある人は私に直接連絡ください。」というものでした。
このメッセージを見た直後は、まだ、このような注意を受けるようなことをしてしまったという自覚がなかったため、すぐに友人と当時の状況について電話で話しました。
その後、それぞれが監督に謝罪のLINEを送りました。
監督の返事は厳しいものでした。
私も友人も本件とは無関係のことを関連付けて厳しく注意を受けたので、私の自覚以上に重大なことをしてしまったのだと思いました。
そんな中、再び、部の全体LINEに監督からメッセージが届きました。
内容は、「 同じ学部の他の同期は何をしていたのか。注意はしなかったのか。見て見ぬふりをしていたら同じだ。」というものでした。
そのため、翌日の集合では、私と同学部の同期全員で謝罪することにしました。
翌日2月2日は部活全体に謝罪するにあたり、練習前に同学部の同期でミーティングをしました。
謝罪する時は、代表者1名が謝罪した後に続けて残りの人が「 すみませんでした 」と言い、頭を下げるのが部の謝罪方法です。
監督には私が謝罪するよう言われたため、私が代表して謝罪をしたあと、同学部の同期が声をそろえて「 すみません 」と言い、頭を下げました。
私たちの謝罪に対して、キャプテンは「 今回注意を受けた内容は大学生になってまで注意されるようなことじゃないと思うから◯◯学部の人たちは気をつけてほしい。 今回、注意を受けたのは◯◯学部だったけど、これは全員が注意するべきことだと思うから全員で気をつけていこう。」というような内容の発言をしました。
私は謝罪後、友人と話し合い、「 きちんと謝ったし、反省した。これから気をつけていけば大丈夫。」という結論にたどり着きました。
そのため、私は普段通りの態度で練習に臨みました。
しかし、練習後になって出身校が同じ先輩が私の同期に「 ◯◯( 私の名前 )の態度が反省しているように見えない 」と話していることが私の耳にも入りました。
次の日から私の反省が伝わるように練習態度を変えようと決めましたが、すでに反省していたため「 反省した態度 」が何なのか分からなくなりました。
私は普段、明るくて賑やかな方なので、静かにしたらいつもより真面目に見え、反省したと思ってもらえるのではないかと考えました。
2月3日の朝、監督がLINEで監督+私+同学部の同期のトークを作りメッセージが届いていました。
内容は「 昨日、全体に謝ってどうなったの?謝ったらそれでいいの?私に報告はないの? 」というものでした。
私はアルバイトをしており、そのLINEに対してすぐに返信が出来ませんでした。
そのため、返信が遅くなったこと、謝罪後監督に何も報告をしなかったこと、部の印象を悪くしてしまったこと、部に迷惑をかけてしまったことなどを謝罪しました。
この日は監督が練習に来てくださる日だと部員から聞いていたので、監督に直接お会いして謝罪するつもりでした。
しかし、監督は練習にいらっしゃいませんでした。
また、私はこの日から練習態度を変えはじめました。
先輩に反省していることが伝わるようにと始めましたが、この時には先輩や同期から嫌がらせを受けるようになっていました。
2月4日も監督が練習に来てくださる日だと部員から聞いていたのですが、練習にいらっしゃいませんでした。
2月5日は日大新聞の取材があり、監督が練習に来てくださった日でした。
私は練習前に体育館の外で監督と同学部の同期が深刻そうに話をしているところに遭遇しました。
監督に挨拶をして体育館に向かおうとした時、監督に呼び止められました。
ちょっと待て。なに、その顔。会ってすぐそんな顔されると思っていなかったわ。
本当に自分のやったこと分かってる?知らないでしょ?
分からないでしょ?だからこうやって同学部の同期に今、話をしているんだよ。
まあでも、おまえみたいにプライドが高くて過去の栄光にすがりついているやつには自分の罪を認めることも反省することも無理だよ。
そうやっていつまでも母校のスウェット履いて( この日の服装は日本大学応援リーダー部のウィンドブレーカーと出身校のチームのスウェット )どこの誰が見ても◯◯高校( 私の出身校 )から日大に来たチアリーディングをしている人ってわかるような格好してさ。
本当、学校の恥だよ。
今すぐ脱げ。
二度と履くな。
本当にあんたのせいでこっちがどんだけ頭下げてると思ってんの?
◯◯学部なのに成績が残せないどころか怪我して試合にすら出れなくて。
それでよくその口からあんなことやそんなことが言えたよね。
おまえが悩んでるって聞いてかわいそうだなって少しでも思った自分があほらしいわ
。」
と注意を受けました。そして続けて、
「 お前にはあとで話があるから下で待ってろ。」と言われたので私は練習場に向かい監督のことを待ちましたが監督は練習開始時間に体育館にいらっしゃいました。
監督が練習に来てくださった日は監督からひとことをいただくために集合をします。
私は集合が終わったらすぐ、監督のところに行き謝罪するつもりでした。
しかし、監督は集合でいきなり、「 ◯◯◯◯( 私の氏名 )の件についてだけど 」と言い、全員の前で私に対する注意を始めました。
続けて、「 みんなこいつが何をしたか知ってる?この前の大雪の日にこいつは練習が無くなったことで教務課の前で大声で喜んだ。
◯◯学部の教務課には、大学時代同期だった事務員がいるんだけどね。
こいつはその事務員に『 練習が無くなるように監督に電話をかけてほしい 』と頼んで事務員を使って練習なくそうとしたんですよ。

私だってね、監督だから、その日は練習をなくそうと考えていたし、キャプテンとも連絡を取って練習どうするか考えていていたんだよ。
なのに、なんでおまえが練習をなくそうとするわけ?
おまえに言われなくてもやっとるわ。
しかも、こいつは私に相談をしていたんですよ。
ねえ、先輩とか、私に良い顔していれば裏で何やってもバレないと思った?
おまえが知らないだけで、全部報告されてきているから
じゃあ聞くけどさあ。お前は後輩がなめた態度取ってきたらどうすんの?
許すの?
それでもおまえは後輩に注意できないし、お前のせいだからな。
同期は、どう思ってんの?
ねえ、◯◯( 同期一人を名指し )同じ代にこんなやついるけども、どう?
それにここ数日練習態度が悪いらしいじゃん。
なにふて腐れてんの?ねえ、理解できないからわかるように説明して。
もう、こうやってみんなの前で怒られるの何回目?
もうまじでどうにかして。
それに事務員は友達か?
事務の中では顔が白くてうるさい子って言ったらおまえだって有名なんだよ。
雪の件だけじゃない、今までだってどんだけのことしてきてんの?思っている以上にやばいから。」と言われました。
また、注意を受けている途中で名指しされた同期は監督の質問に対して「 あり得ないです。」と即答しました。
そして、私は態度が悪いことについて全員が納得できる理由を言うように促されたので
「 全体集合で謝罪した日に反省をしていたのですが、先輩に反省していないように捉えられてしまったので、次の日からは反省した態度を見てもらいたくて練習態度を変えていました。
でも、それはそれで怒っているとかふて腐れているように捉えられてしまっていました。」と答えました。
私は監督に「 反省してもないのに反省した態度を取ろうとするからそうなるんだよ。反省しているなら態度に出るもんだから 」と言われました。
私はこのように全体の前で注意を受けたことが以前に一度しかなく、これが2回目でした。
1月22日に練習が無くなったことで私は教務課の前で喜んでしまいました。
しかし、友人も一緒にその場にいて一緒に喜びました。
そのため、なぜ私だけがこのような形で注意を受けたのか分かりませんでした。
また、監督への電話は、私が事務員に頼んだのではなく、事務員のご厚意でしてくださったことですし、大学の事務員や先生を友達だと思ったことはなく、学校生活も真面目に送ってきたつもりでした。
なので、自分の認識と違う点はいくつかありましたが、全員の前で私が注意を受けている立場で訂正できる状況ではありませんでした。
そして、監督の話が終わったときに監督から
もう一度全体に謝罪をするように言われ、今度は私ひとりが部活全体に対して謝罪をしました。
集合が終わった後、私と同学部の同期は監督のところに謝罪をしに行きました。
この時も私だけ厳しく注意を受けました。
監督から、学部の同期で話し合ってから練習に参加するように言われていたので監督に謝罪した後、ミーティングをしました。
そのミーティングは同期でのミーティングだったため、私は監督の話と自分の認識の相違点について話をしようとしました。
しかし、それはただの言い訳だと捉えられ聞き入れてもらえませんでした。
ある同期には「 よく今の立場でそんなこと言えるよね、自分のしたこと分かってる? 」と言われました。
この時点ですでに私は同期から信頼してもらえなくなっていました。
ミーティング後、監督と2人で本件に関する話をしたいと思っていたので話に行こうとしましたが、同期がそれを許してくれませんでした。
そのため、私は諦め、別件の話をしに行きました。
別件というのは選手としての復帰時期の相談でした。
私は、昨夏に怪我による手術を受けました。
当初の復帰予定は本年1月頃だったのですが、術後経過が悪く復帰予定が遅れていました。
そのため、リハビリを継続したいというお願いを前からしていましたが、監督に返事をいただけていない状況でした。
当時、セレクションが6日後に迫っていたため再び相談をしましたが、監督は
「 お前の相談にはもう乗らない。ほんとにこんなことしたのにまだ選択権があると思ってんの?
ないから。
セレクション受けさせなくてもいいかな?とか思っていたけど、あなたには今回セレクションを受けさせます。
大会にも出させます。
本当に騙されたし裏切られた。
私と先輩にだけいい顔していたら大丈夫だと思った?
おまえのこと、ただの馬鹿だと思っていたから、力になってあげようと思っていたけど、ずる賢い馬鹿は嫌いだから。
チアも本当はもうできるんじゃないの?
もし本当に出来ないなら、診断書でもレントゲンでもMRIでもいいから何か証明できるものを私にセレクションの日までに見せなさい。
あと、診断も本当か分からないから同期と一緒に受診して。
私に診断結果を説明するのも、あんたからじゃなくて一緒に受診した同期に説明させなさい。
わかった?
練習に遅刻してもいいからセレクションの前に必ず診てもらってきなさい。
あと、◯◯先生( 学部の先生 )にも診てもらってきなさい。
それも同期と行って同期に報告させて。」と言いました。
この時、もうすでに、同期や先輩などの私が身近に感じていた人たちに助けを求められる状況じゃないと感じていた時に監督からこのようなお話を受けたため、精神的にかなり追い詰められていました。
この日の練習後、学年のLINEで「 本件について、学部問わず学年全員で一度話すべきだ 」という話になり、翌日2月6日の練習後に学年ミーティングをすることになりました。
2月6日の練習後に行われたミーティングは、私に対して言いたいことを全員が言うためのミーティングでした。
同期にも本件と関係のないことを関連付けて注意を受けたり、事実と異なることを言われたり、私は同期に対しても謝罪しかできませんでした。
否定や弁解などは出来ない状況でした。
最終的に私はミーティング中に過呼吸になってしまったのですが、同期は「 過呼吸なんてすぐ直る 」とか「 どうせ演技でしょ 」というような言葉を言っていました。
結局私のせいでミーティングは仕切り直しになりました。
ミーティング打切り後も30分以上過呼吸は収まりませんでした。
2月1日から6日まで謝罪をしましたが、なぜこんなにも許してもらえないのか分かりませんでした。
また、私の認識と周りが言うことが違っていたため、それを伝えようとしましたが誰にも聞き入れてもらえませんでした。
誰にも信頼もされていない状況で何が何なのか、どうしたらいいのか分からなくなりました。
もう部活を辞めたいと思いましたが、監督から部を辞めることは許されないと指導されていたため、部活を辞めるという選択肢はありませんでした。
そして私は( 自ら命を絶つことを )を考えました。
その後、私は部活に行きませんでした。
監督や同期から連絡が来ましたが、私は応答することが出来ませんでした。
また、自宅が部員に知られているため、家に来るかもしれないと考え、家族には何も伝えず、家出をしました。
約1か月後、自宅に帰れるようになりました。
当初、私は本学にいろんな組織がきちんと存在しているので大学に助けを求めれば解決できると考えていました。
しかし、保体審も学部も助けを求めても解決に至ることはしてくれず、最終的に「 日本大学としてできることはもうない 」と言われてしまいました。
期待した人権オフィスもごくわずかな関係者に聞き取りをしただけで、一度は「 これ以上できることはありません 」と対応を打ち切る説明をされました。
私はすべての事実確認をお願いしていたのですが、「 すべての事実確認をする必要はない。」と言われてしまいました。
本学アメリカンフットボール部についての報道後、学部は学生に対し、
本学は学生の皆さんを必ず守ります。
という一文が書いてある文書を出しています。
この文書を読んだ時、私はもう一度学部に助けを求めようと思い、家族を通じて問い合わせをしました。
しかし、「 今回の文書はアメフトの件に関してなので、◯◯さん( 私の名前 )の事とは関係ない。」と言われました。
私は、一瞬期待してしまいましたが、やはりだめなのかと思いました。
このような文書を出すことは「 何がどうなるのか予測しきれず、これからどうなるか分からない 」ということは理解しているつもりでいます。
そのため、私は、本当にこのような文書を出すべきなのか、出してもいいのか、何度も悩みました。
しかし、このままだと時間が過ぎるだけで何も解決できないと感じたため、文書を出すことを決意しました。

【 引用ここまで↑出典:毎日新聞 】

上記の告発状の引用文は、かなり長くなっているが不肖この私めが読んで思った感想は、報道ではO.M監督1人のパワハラ問題だとされてはいるが真相は違うところに有るな...と感じた次第。

つまり、どういうことかと言うと確かにO.M監督のパワハラ問題は有ったが、それに加えて何名かの同期の部員までもが加担、結託して「 集団いじめ 」に発展している惨状が告発状の全文から見えるのだ。

それと、告発文の途中で「 セレクション 」という聞き慣れない言葉が出てきたが、調べてみると「 試合に出るメンバーを決めるオーディション 」的な選抜の様なもので怪我をしていても、お構いなしに強引に出場させようとしているO.M監督の意図が見える。

次章移行では、上記引用の告発状の全文から垣間見える日大の問題点が、日大アメフト部の騒動以降、なにも改善されてこなかった日大の現状を考えて参りたい。

日大保体審の当時の事務局長が内田正人・前監督

 言い方は悪いかも知れないが当時、被害に遭った日大チア部の女子部員は集団いじめの格好のマトにされていた、としか思えない告発状だ。

文中では「 日本大学としてできることはもうない 」と言われ、取り合ってくれなかったと綴られているがそこしか相談できる場所、機関が無かったので藁をも掴む気持ちだったのだろうが、日大運動部を統括する「 日大保健体育審議会 」の当時の事務局長が渦中の人物の内田正人前監督【 63 】だった。

本来なら問題解決の相談を受けるべき組織の長が問題を起こして監督を辞任している所に相談しても解決の糸口は見えてこないだろう。

今回の被害者である日大チア部の女子部員が勇気を振り絞って今回の告発状の公開に踏み切られたのは大正解だったと思う。

しかも、パワハラ事件が起きたのはアメリカンフットボール部が悪質タックルの問題を起こす前の1月から2月に掛けてだった。

ちなみに補足説明をさせて頂くと、2018年の1月22日は、確かに大雪が降って各交通機関にマヒが出た時でもあったのだ。

練習中止を喜んだ事実をO.M元監督がなぜ知った?

 日大チア部のO.M元監督が1月に降った大雪で練習が中止になったことを喜んだ事をキッカケに数々の暴言を浴びせた事が今回のパワハラ騒動の中心ともいえる問題に発展したのだ。

当時は、他の女子部員も練習が中止になった事を一緒になって喜んだというが、なぜか当該の女子部員1人にパワハラを含む、集団いじめが集中して発生している。

この事はテレビのコメンテーターの方々も口を揃えて、おっしゃっているがなぜ「 当該の女子部員が喜んだ事 」をパワハラを行ったO.M元監督が知る事が出来たのだろうか?

もしかしたら、事務員の電話口から喜んだ声がO.M元監督に聞こえたのかも知れないが不肖この私めはそうは思わない。

おそらく、O.M元監督に告げ口した人間が居るはずで、そうでないと知りえないだろう。

「 おまえが知らないだけで全部報告されてきているから 」

やはり、パワハラ疑惑で解任された元女性監督に、ご注進を行っていた腹心が居たようだ。


告発状を出された日大チア部O.M元監督の人物像

 結果的に解任された日大チア部の女性元監督、O.M氏だが、一体どのような人物なのだろうか?

  • O.M元女性監督は2011年まで日大の現役チア選手
  • 2011年に日大を卒業後は系列高校の顧問を歴任
  • 2015年には日大の応援リーダー部の監督に就任
  • 2016年には関東選手権4位に入賞の実績
  • 「 元気・勇気・笑顔 」がモットー
  • 常に「 明るく・礼儀正しく 」が基本姿勢
  • 全国大会では3位以内に入る事が目標
  • 常に優勝を目指している
  • チーム愛称は「 ディッパーズ 」
  • 2018年8月9日に日大チア部の監督を解任される

日大チアリーディング部の創設じたいは2002年にまで逆上るが、O.M元監督が就任してから全国大会でも4位に入るなど、好成績を上げている点は日大アメフト部の内田正人前監督の甲子園ボウルで2017年シーズンの優勝とも重なる部分がある。

...あまり個人を批判する気は無いが、なんか性格的に「 自分の思い通りに動かない人間は気に食わないので徹底的に疎外する 」タイプの女性なのかな?という感じも受ける。

指導者たるもの、ある程度の厳しさも必要なのは当たり前だが、このO.M元監督は厳しさとは違う「 個人の感情を一方的に立場の弱い女子部員に、ぶつけた 」だけだった。

告発状の内容は表面化しない似た事例はいくらでも

 結論から言って、結果的にはO.M監督1人が解任された形になったが、実際には指導者が加わった陰湿な「 集団いじめ 」そのものだった。

チアでも悪質パワハラ...日大冷酷対応と女監督の素性 」より引用↓

今年2月上旬、部員は負傷のため受けた手術の経過が悪く、
リハビリ続行を願い出ると、大野美幸監督から
《 お前の相談にはもう乗らない 》
《 診断も本当か分からない 》
《 ずる賢い馬鹿は嫌い 》との暴言を受けた。

【 引用ここまで↑出典:zakzak夕刊フジ 】

しかし、告発状の全文に書かれている内容を見てみると以前から、どの運動部でもありがちな内容だな~という印象を持ってしまうのである。

肯定している訳では無いが、今回のパワハラ騒動は日大の問題であると同時に、学校教育の現場における「 いじめ問題 」を見事にあぶり出している。

しかし間違いないのは、パワハラ問題の当事者である日大チア部のO.M元女性監督が「 練習中止を喜んだ女子部員に対して感情的に根に持っている 」ことだけは、間違いないなと見受けられる。

だが、練習中止を喜ぶ事は当たり前の感情でその程度の事で根に持つ小さな器では指導者たる監督は務まらないだろう。

そう言えば不肖この私めが勤務していたT.Yサッシ【 現T 】の工場で昔、聞いた話しを思い出してしまった。

機械トラブルで生産ラインがストップした時、ある作業員が「 ヤッター♪ 」と大喜びした時...

運悪く丁度、そこを通りかかった生産課長に見られてしまい、「 君、明日から来なくて良いから 」と.......

さて、日大チア部の被害女子部員がリハビリの継続を、お願いに上がった時の「 本当は動けるんだろ? 」という相手の健康状態を無視した元監督の言葉も冷たい。

もし不肖この私めが、同じ立場で同様の言葉を投げかけられたら、「 あなたなら動けるのか? 」と言い返してしまうかも知れない。

手前味噌ばかりの話しで恐縮だが、私は労災事故で手術後、病院でリハビリを続けていた時に当時、勤めていた会社から「 本当は動けるんだろう? 」などという暴言を浴びせられた事は、ただの一度も無かった。

繰り返しになるが、日大チア部の元監督のパワハラ騒動の告発状の全文が意味する本質は解任された元監督1人の問題ではなく、一部の応援リーダー部ディッパーズの部員を含めた「 集団いじめ 」が真相だったのである。


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