逮捕された日大の田中英壽理事長の相撲の実力は？

日大のアメフト部の悪質タックル問題が長引く中、遂に日大トップである田中英壽（ たなか ひでとし ）理事長【 71 】もさまざまな報道が、なされるようになった。

各マスメディアが報道し始め国民の関心とともに視線が注がれる事態に発展してきた田中理事長は元日大相撲部の選手でもあり総監督でも有るのだが相撲の実力は、どうなのか？

【 当記事ページの目次 】

　1. 田中英壽理事長の日大相撲部時代の実力

　2. 田中英寿理事長のアマチュア相撲時代の実力

　3. 田中理事長の日大相撲部の監督時代の実力

田中英壽理事長の日大相撲部時代の実力

　実質的な日大のトップである田中英壽理事長は裏社会との関わりが有るとかいう報道も有るが、本稿で触れるのは元相撲部時代の経歴について。

田中英壽（ 英寿とも ）理事長は元日大相撲部の選手で3年生時には学生横綱にも輝いている。

1967年( 昭和42年 )の時だが、その翌年には同じ日大相撲部の1年後輩にあたる大相撲第54代横綱の輪島大士（ 本名：輪島 博 ）が学生横綱になり、2年連続でのチャンピオンに。

大相撲の規定でも学生横綱は幕下15枚目格の幕下付出の資格を有することが出来るのだ。

学生横綱になった田中理事長は、その後輪島関の様に大相撲ではなく、アマチュア相撲に進んだが3度、アマ横綱に輝いている。

そんな田中理事長の現役アマチュア力士時代の実力は次章にて、お伝えしてまいりたい。

田中英寿理事長のアマチュア相撲時代の実力

　田中理事長が日大相撲部で学生横綱に輝いてからはアマチュア相撲に転身されたが、アマでも3回、横綱になっている実力がある。↓

1. 1969年（ 昭和44年 ）第18回
2. 1970年（ 昭和45年 ）第19回
3. 1974年（ 昭和49年 ）第23回

YouTubeに田中理事長がアマ相撲の現役選手だった時代の1978年（ 昭和53年 ）の第27回全日本相撲選手権の動画が上がっている。

田中理事長が日大職員時代の映像であったが、見事に決勝戦まで勝ち進みつつも、破れている。

上記の時の田中理事長の年齢は31歳であったが身長175センチ、体重115キロで実力ナンバーワンと目されていたのだ。

ちなみに、27回大会の優勝は小笠原四段（ 青森 ）だったが興味があるのなら、ご覧になられてはいかが？

そんな田中理事長は、1980年にアマ相撲を引退後、1983年には日大相撲部の監督に就任されている。

田中理事長の日大相撲部の監督時代の実力

　田中理事長は1969年に日大の経済学部経済学科を卒業後、日大相撲部のコーチに就任されている。

つまり、現役のアマ相撲時代は並行して日大相撲部のコーチも、されていたということになる。

日大相撲部の監督に就任されてからは後進の指導および育成に当たってきたが、田中理事長から直接の指導を受けた大相撲力士は誰なのか？

最も著名なのは、最高位が小結まで行った「 平成の牛若丸 」こと舞の海（ 本名：長尾 秀平 ）【 50 】では、なかろうか？

ちなみに、現NHK大相撲解説者の舞の海は新弟子検査のときに規定の身長に満たなかった事から2度めには頭の、てっぺんにシリコンを埋め込んで再検査に合格されている。

また、直接指導されたかどうかは定かではないが日大相撲部出身の大相撲力士で西の小結の遠藤聖大関【 27 】も2013年に新入幕を果たした折には、日大本部を訪れ田中理事長らに挨拶をしている。

「 遠藤よ輪島になれ！母校日大訪問：恩師の理事長エール 」より引用↓

恩師からありがたい言葉を、もらった遠藤は「 先生（ 田中理事長 ）にはケガしていたときも食事に連れて行ってもらったり、奥さん（ 優子夫人 ）にもいろいろお世話になった。
東京のお父さん、お母さんです 」と恐縮しきり。

【 引用ここまで↑出典：Sponichi Annex 】

上記引用記事の同年には日大の工事受注業者から500万円を貰ったとか貰わなかった疑惑や、さらには裏社会のトップを務める人物とのツーショット画像がネットで拡散されたり色々な意味で話題に、なってきた。

だが、日大の田中理事長が相撲で残してきた実績は、確かなものであるという実力は拭（ ぬぐ ）い去る事は出来ないものである。

いまでも、日大相撲部の総監督をされているが今後、田中理事長はどうなっていくのだろうか？

確かに言える事は日大のアメフト部の問題で田中英壽理事長の存在に多くの日本国民の目が注がれて居ることだけは間違いない。