遂に「 希望の党の公約2017 」が固まり、主要な3本柱と、12の道しるべが記者会見場にて発表されたが、その10番目に「 花粉症ゼロ社会 」の公約を盛り込んだ小池百合子代表【 65 】。
小池百合子都知事は「 花粉症ゼロ社会は、とても身近な課題かと思いますが、これに拠り社会的なある種のロス、多くの方々に対して林や森等の根源的な問題から、さまざまな医薬品や医療などの開発にともなう問題を取り上げて参ります 」と語った。
花粉症で連想されるアレルギーの代表的な抗原は杉の木だが、現時点で花粉症の治療に効く確定的な特効薬が開発されていない以上、最も確実な公約の実現の方法は杉の木を伐採するしか無い。
政策記者会見を行いました。消費税増税凍結、2030年までに原発ゼロ、時代にあった憲法改正論議を進める、などを柱に、国民の皆様とともに進める政治を実現します。 pic.twitter.com/OncPBw3NXX
— 希望の党 (@kibounotou) 2017年10月6日
無論では有るが、花粉症の抗原となる植物はスギやブタクサのみでは無く、松、よもぎ、白樺など実に60種類に及ぶのだとされる。
まさか、これらの木々を全て伐採するなどは極めて非現実的だから実施はしないだろうが、となると新薬の開発しか手立ては無さそうだ。
医療行為に抵触するが故に、ここでは詳しくは触れないがレーザー治療や注射など今でもある数々の治療法は万人に対して効果が認められる物では無い。
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「 これ言っときゃ有権者に響きが良く好印象かな 」と考えて策定した?とまでは言わないが、具体的な公約の実現方法に関しては述べられていない。
そんな希望の党が公開した花粉症ゼロ社会を含む「 希望への道しるべ12のゼロ 」は以下の通りである。
11番目の「 移動困難者0 」とは運転免許を返納することで高齢者層の移動範囲が制限される事へ対応する公約だ。
3本柱に掲げた公約の1つ「 2030年までに原発ゼロ 」を掲げていらっしゃる希望の党だが、この事は当ブログの昨日の記事でも上げている。↓
「 アメリカに追随するのが基本姿勢の保守政党 」が脱原発の公約を実現できるのであろうか?
現職の新潟県知事の米山隆一氏【 50 】が、自身のTwitter公式アカウントで、「 花粉症ゼロ社会 」の公約に対して次の様に述べている。
とりあえず「花粉症ゼロ」はどうやって?と思います。杉は国内の杉を全部きり倒すとして檜もブタクサもありますし…。画期的特効薬が出ない限り花粉がでる緑の植物を国内から一掃するしか手がなさそうですが…。実現するしないは関係ないんですかね…。https://t.co/f7GFFyHXeG
— 米山 隆一 (@RyuichiYoneyama) 2017年10月6日
つまり現実的な方法としては「 画期的な特効薬の開発 」が1番の様な気もするが、これには莫大な費用が必要なのは言うまでもない。
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5日のフジTVのプライムニュースに安倍晋三首相【 63 】が緊急出演された際にも、希望の党に対して苦言を呈した。
安倍首相は「 ある種のブーム期待したんでしょうが私は驚いたんですが党がまるごと政策を抜きに上手く行くのであろうか? 」と述べた上で、「 1990年台に新党ブームが有りましたし2009年に民主党ブームで結果政治は混乱し経済は低迷を招き、残念ながら結果は低迷と混乱だった 」と指摘。
その上で総理は「 一過性の劇場ではなく、しっかりとこういう政策だと言うことを骨太に訴えていく姿勢が求められているんだろうと思います 」と自身の考えを示した。
2012年の総理大臣就任以来、世界42ヵ国を巡り、191回の首脳会談を行ってきました。
— 安倍晋三 (@AbeShinzo) 2017年10月6日
日本が国難に直面している今こそ、築きあげてきた世界各国との信頼関係と、外交力でこの国を力強く守ってまいります。 pic.twitter.com/ocb08B1mTZ
また同番組で安倍首相にインタビューしたキャスターの反町理氏【 53 】が「 希望の党が公約を出す前に『 公約を遵守( じゅんしゅ )しろ 』という政策協定書にサインしろと言うのは、おかしい!と僕らは思うんですけど 」と語っていた。
それにしても音喜多都議の都民ファースト離党はタイミングも発言内容も強烈だ。
— 反町理 (@o_sori) 2017年10月4日
いわば白紙委任状にサインを迫られた形だが、都民ファーストを離党された音喜多駿都議【 34 】と上田令子都議【 52 】も、似たような政治手法に疑問を唱えて都民ファーストの会を離党されている。
昨日、ニュースピクスにインタビューをしていただきました。タイトルは強い言葉になっていますが(苦笑)、活字でしっかりと私の所見を起こしていただき感謝です。ご一読いただければ幸いです。 / 【音喜多駿】小池...https://t.co/fknFecOilw #NewsPicks
— おときた駿(東京都議会議員 /北区選出) (@otokita) 2017年10月6日
~藍より青く~ 今こそ、民主主義の原点回帰を。 https://t.co/MVXT3a0S96 @agora_japanより
— 上田令子(東京都議/自由を守る会代表) (@uedareiko) 2017年10月5日
希望の党の政策協定書の項目に関しては当「 最新ニュースを一刀両断ブログ 」でも記事に、したためている。↓
花粉症ゼロ社会を含む、希望の党の公約の実現には疑問を呈する声が多数上がっているが、YouTubeコメントの欄にも厳しめな書き込みが見られた。
( 以下「 YouTubeコメント 」から引用 )↓
“1.小池さんは「 私に逆らう人ゼロ 」を
目指しているんだなと、おもいました。
2.「 小池ファースト 」って冗談半分に
言ってたんだけど、まじだったんだな。。。 ”
( 引用ココまで )↑
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チョット話しが「 花粉症ゼロ社会の公約 」から衆議院議員総選挙へと広がってしまったが、仮に選挙に大勝して希望の党が政権与党になったとしても花粉症ゼロの公約を守る為には新薬開発に向けて多額の税金を突っ込む事が大前提となる。
しかし現状の有権者の反応や小池百合子都知事の周辺の議員さんたちの動きを見る限りでは、希望の党が政権を奪取するのは無理が有るのかなぁ.......(^_^;)
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