昨日から13年前の2005年( 平成17年 )4月25日午前9時18分頃、兵庫県尼崎市久々知でJR福知山線が脱線しマンション「 エフュージョン尼崎 」に突っ込み、乗客と運転手107名の尊い命が失われた。
ご冥福を、お祈り申し上げます。
JR西日本が運営するJR福知山線【 宝塚線 】が突っ込んだマンション「 エフュージョン尼崎 」は兵庫県尼崎市久々知3丁目27番35号にあり、主な概要は以下の通りである。↓
エフュージョン尼崎のマンションを、Googleアースで確認すると、現状はとどめているが......?↓
事故現場は尼崎駅の1.8Km手前であった。
結論から言って、同マンションの敷地はJR西日本が管理しており、すでに解体工事が始まっており、2018年現在は上層階から取り壊されて、今年の夏頃までに「 慰霊碑 」が建てられるのだという。
なので、上のGoogleアースは時期が若干古いものでは有るが事故後、既にマンションの住人は全員退去している。
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事故後、13年目の今年も哀悼の意を表す警笛を鳴らしながら通過したJR福知山線。
昨年には当「 世界の最新ニュースを一刀両断 」ブログでも取り上げたが、この事故の真の原因は収益の向上を目指してスピードアップを図っていたJR西日本の「 1秒の遅れでも出した運転手には厳しい日勤教育訓練 」という運営体質が裏目に出た事故でも有った。
今のマンションの状態はTHE PAGE大阪の動画で確認できる。↓
前章でも、お伝えしたとおり、今後も解体工事が進む予定。
JR西日本は来年夏ごろまでに一帯を広場に整備し、慰霊碑などを建てる。
事故当時は、制限速度70キロのカーブを115キロのスピードで入って脱線した。
その後の悲惨な状況は、当時のニュースが伝えている通りである。
運転手の男性は亡くなっているが、心理的な背景にはJR西日本の社内体質が起因していると指摘する声も多い。
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当ブログでは、昨年にJR西日本に対して最高裁は無罪判決を言い渡したニュースを取り上げた。↓
マンションの話しとは焦点がズレるがJR西日本の安全対策は十分だったのか?
いまでは設置が義務付けられている「 ATS 」自動列車停止装置も事故当時は取り付けられていなかった。
もしATSが設置されていれば、電車は止まったのかも知れない。
しかし、それ以上に問題なのは運転手のダイヤの遅れを厳しく追求するJR西日本の「 日勤教育 」の在り方だったのか?
ダイヤの遅れを厳しく追求する運転手への「 日勤教育 」は、さすがに手を挙げるまではしないものの激しく罵倒するなどの再教育プログラムも組み込まれていたと報じられている。
ATSを設置し、収益構造最優先の企業体質が、どこかで改められていればマンションに列車が突っ込む事は無かったのかも知れないー。
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快速同志社前行きなのにどう見ても相鉄新7000系ですね。
by K.K (2018-12-14 16:44)
ATSが未設置だったと記事にはありますが正確にはATSは設置されていました
ただ新しいタイプではなかったために曲線の速度超過の防止は行えなかったということです
by 通りすがり (2019-01-13 14:43)
K.K様、コメントを頂きありがとうございます。
さすがに、お詳しいですね。
by こまっ (2020-04-26 15:34)
通りすがり様、正確な情報を頂きありがとうございます。
つまり、ATSは設置されていたものの機能していなかったと言うことですね。
by こまっ (2020-04-26 15:36)