高速道路を走行する際に、たまに遭遇するのが右側の追い越し車線を走行したまま、いつまでも左側の走行車線に戻らず、永遠に走りつづけドライバーを指して「 通せんぼ走行 」という。
急いでいる後続のドライバーは走行車線と追い越し車線に2台が横に並ばれて走られているので、いつまで経っても追い越し車線から前に追い抜き( もしくは追い越し )が出来ないので、かなりイライラさせられる。
よく、ドライブレコーダーのYouTube動画などで後方から、あおり運転をするマナーの悪い運転手の映像を見るが実は「 こっちは急いでんだから、早くどけよ 」という意思表示なのである。
ちなみに、車体を激しく左右に揺さぶって威嚇する走行が、あおり運転だと認識されているが、「 過度のクラクション・罵声を浴びせる・HIビーム・パッシング・急接近( 車間距離不保持 ) 」なども、あおり運転に定義される。
無論、あおり運転は違反行為なので通報などでドライブレコーダーなどの証拠が残れば検挙の対象だ。
しかしながら、走行車線を永遠に走りつづける行為も実は交通違反なのである。
道路交通法第20条の規定では追い越し車線で追い越しが済んだら、速やかに走行車線に戻る事と定義づけている。
トラック運転手の視点から見ると、おそらく追い越し車線を永遠に走りつづける「 通せんぼ走行 」を行なってるドライバーは、嫌がらせでわざと、そうしているわけでは無い様に思う。
きっと、追い越し車線の意味を分かってないのでは、なかろうか?
だが、後方で煽られると、分かる。
しかし、ここからが人間心理の妙だ。
あおってくる粗暴なドライバーの意図は汲み取っても、素直に避けるのは心理的な抵抗が働く。
要するに面白くないのである。
「 私は悪い事はしていないから絶対に、どくもんかコノヤロー! 」と意固地になるのではなかろうか?
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ここで思わず、イソップ物語の「 北風と太陽 」の童話を思い出してしまった。
間違いなく後方から、あおり運転をして威嚇してくるマナー違反の車は、北風と太陽で言うところの北風の役割と演じている。
いつまでも走行車線を走りつづける「 通せんぼ走行 」としているドライバーも無知だが、後方から「 どけやぁ! 」と言わんばかりに、あおり運転を仕掛けてくる悪質なドライバーも交通法規を逸脱している。
まぁ、一般車両の場合、交通機動隊のパトカーの様にスピーカーを装備している訳ではないので、他に意思表示の仕方が無いというのも有るのだが。
じつは、前章で申し述べたことと、矛盾撞着( むじゅんどうちゃく )しているかに思えるが、高速道路であれ、一般道路であれ、法定速度は超えてはならない。
「 それじゃ、いつまで経っても追い越し出来なくね? 」と思われるかもだが、しかし実際には速度を上げて追い越しを行なっている。
ちなみに「 追い越し 」の定義が、前方の車両を追い抜いたあと車線を変えて、追い抜いた車両もしくは更に前方の車両の前に出ることを指し、「 追い抜き 」は前方の車を側方から抜くまでは一緒で車線を変えずにそのまま抜き去る行為を指して言う。
答え
— わっしー (@tw0101_bc) 2018年3月17日
正解は
追い抜きは違反にはならないが追い越し行為は違反
左側からの追い抜きが違反にならないが、IC出口・SAPA等で急な車線変更する車がいるので注意も必要です
また一般道は追い抜き禁止の場所もあるのでお気を付け下さい(横断歩道、自転車横断帯と、その手前30メートル以内の場所) pic.twitter.com/mnx5soE5ZU
以前に務めて居た会社では「 追い越し車線を2キロ走ると捕まる 」と言われたことがあったが、距離は決まっていないものの真実ではある。
上記の違反内容は「 通行帯違反 」の取締りの対象になる。
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あおり運転の中でも車間距離不保持に関しては埼玉県警が取締りを強化して、警察24時などで放送されていたが、煽り運転の違反点数は何点なのだろうか?↓
やはり交通ルールの基本は、あおり運転でもなく通せんぼ走行でもなく「 譲り合い 」であるようだ。
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