フジテルビ系列の東海テレビが画面真っ暗になった。今は付いたり消えたりしてるり#東海テレビ pic.twitter.com/D11ctpxYDS
— KAZUYA (@KAZUYA_illust) 2018年1月7日
1月8日朝、東海テレビ放送株式会社【 本社:愛知県名古屋市東区東桜1丁目14番27号 】が放送機器の故障が原因で5分40秒間に渡って放送が一時、中断した。
東海テレビはFNNのフジテレビ系列のTV局だが、同局はTwitterの公式アカウントで即座に謝罪した。
放送番組の中断について
— 東海テレビ放送 (@tokaitv) 2018年1月8日
本日1月8日(月・祝)、午前7時58分02秒から8時03分42秒までの5分40秒間にわたり、送信機器の故障により、放送が一時中断いたしました。
視聴者の皆様には、ご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。原因を詳しく調査した上で、再発防止に努めて参ります。
今回は、放送機器の故障による340秒だけの放送中断事故だけで済んだ。
フジテレビでは過去にも1989年に約25分間に渡って放送が中断する事故が発生している。
しかし上記の様な「 放送機器の故障に拠る放送事故 」では無い重大な過失を過去に犯していた黒歴史が東海テレビには有ったのだ。
それが2011年の8月に起きた「 セシウムさん騒動 」の放送事故である。
8日に起きた放送中断の事故は機器の故障に拠るもので有ったが、東日本大震災に拠る福島の原発事故が発生した2011年のセシウムさん騒動の放送事故はただの冗談では済まされるものでは無かった。
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それでは、8日の放送中断事故を起こした東海テレビの過去の放送事故とは何で有ったのか?
次章以降で東海テレビが過去に巻きおこた「 セシウムさん騒動 」を改めて振り返ってみたい。
【 この記事ページの目次 】
過去を蒸し返す様で恐縮だが、東海テレビ放送の「 セシウムさん騒動 」とは2011年8月4日に放送された同局の生情報番組「 ぴーかんテレビ 」( 騒動により打ち切り )で23秒間に渡って不適切なテロップが流れ続けた放送事故である。↓
ざっくり説明をさせて頂くと、当時の制作スタッフが「 興味本位の悪ふざけ 」から作成したデモ用の仮のテロップがオン・エアの本番での中京地区の放送網に23秒間、流れてしまった放送事故である。
問題となった不適切な内容のテロップは当時、東日本大震災で被災された東北の名産品を揶揄した内容の物で、被災者の方々の感情を著しく傷つけるものであった。
不適切なテロップを作成したのは制作会社に勤務する50代の外部スタッフの男性で東海テレビで30年間、仕事に携わってきたプロである。
当該の男性スタッフは2011年の8月28日に所属する制作会社を懲戒解雇されている。
不適切なテロップが表示された問題で当時の浅野碩也( あさの せきや )社長( 現・同社取締役相談役 )自身がテレビで謝罪し、達増拓也岩手県知事【 53 】およびJA岩手支部や岩手の農協組合にも、お詫びしに行っている。
さらに東海テレビは検証委員会も設置し、同局に所属するアナウンサーも次の様に謝罪した。
「 本来は風評被害を食い止めるべく最新の注意を払わなければならない私達が、あたかも岩手県産の、お米が安全では無いような誤解を招きかねない内容の放送をしたことを深く受け止め反省しております 」
本来、公共性の高いテレビ放送局というものは本番で間違いが起きないようにリアルタイムで何重にもチェック体制を敷いているはずだ。
それでも何故、不適切な内容のテロップが流れる放送事故が起きてしまったのだろうか?
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セシウムさん騒動と呼ばれた不適切なテロップが23秒に渡って放送されてしまった理由は「 偶然が幾重にも重なった 」からだと思う。
ことの発端は懲戒解雇された、50代の男性が作成した不適切なテロップが原因である事は間違いない。
しかし悪ふざけの気持ちは有っても、むろん本番で流すつもりで問題のテロップを作ったわけではない。
それが、番組の本番で23秒間に渡って放送されてしまた理由は、こうだ。
当時の「 ぴーかんテレビ 」の放送で使用するテロップを管理する立場に有ったのは若手の女性アシスタントプロデューサー兼タイムキーパーで、しかも経験不足であったとされる。
実は放送前日日の8月3日にも、不適切なテロップを見た女性タイムキーパーは当該の50代の男性フタッフに修正を依頼していたのである。
タイムキーパーは「 直して下さい 」と言うと男性スタッフは相手が年下で女性だったからなのか「 ハイハイハイハイ分かりました 」との舐めた返答を、したというが直さなかった。
しかし、先にも述べたように悪ふざけで作ったとは言え、仮で作った不適切なテロップなので本来ならば本放送で流れる様な現象は絶対に起きない筈なのだ。
問題は放送当日に起きてしまった。
当時のタイムキーパーの女性はモニタ室で「 ぴーかんテレビ 」の放送を監視していた。( イメージ )↓
みなさんクビ予想いかがですか?
— ぐるナイ_公式 (@guru99_ntv) 2017年12月21日
クビ2人を予想して総額99万円分の商品券をもらっちゃおう!
テレビのリモコンのdボタンを押して、データ放送でクビだと思う2人を選んでください!
予想は何度でも選びなおしOK!#NTV #ゴチ #岡村隆史 #矢部浩之 #国分太一 #大杉漣 #渡辺直美 pic.twitter.com/4bWBhmCzw7
実は生放送中にプレゼントの当選者は、まだ決まっていない状態だったのだ。
しかし、放送スタジオのフロアディレクターから、「 当選者が入って無くて良いから、なにか代わりに仮のテロップを出せないか? 」と要求されたのである。
そこでフロアディレクターから連絡を受けたタイムキーパーの操作ミスで予備確認用のT2モニタ画面ではなく本放送に重ねるT1モニタに問題の不適切なテロップ( CHG )をオン・エアラインに直接送出する操作を行ってしまったのだ!!
テレビ放送はフォトショップなどの画像合成で何枚ものレイヤーを重ねるのと同じ様に、複数の番線を重ねてテレビ画面に表示されている。
また、当時も何人ものスタッフが放送されている番組をリアルタイムでチェックして管理していたが、打ち合わせなどの他の仕事も並行して行っていたために気付くのが遅れた。
結果的に23秒間もの、あいだに渡って不適切なテロップがテレビ画面に表示されてしまったのである。
2011年当時は全容解明と再発防止に向けて、検証委員会が設置され当事者への聞き取り調査を行った。
上智大学文学部新聞学科の音好宏教授【 56 】を特別委員に招き検証が行われた中で、当該の男性スタッフに行った聞き取り調査の場面を拝見させて頂いた。
冒頭でも、お伝えしたが問題の不適切なテロップを作成した50代の男性スタッフは「 タイムキーパーから修正を求められた記憶はない 」と語った。
また音教授から「 なぜ、あのような不適切なテロップを作成したか 」と問われた男性スタッフは「 半分ちょっとふざけが有ったのだと思いますがそれで作ってしまった 」とも話した。
さらに男性スタッフは「 その時はちょっとした思いつきでパッと漠然と入れたダミーで作ったものが、まさか出るとはオン・エアされるとは思ってなかった 」とも述べている。
しかし、岩手県の農家で働く方はインタビューに対して、「 冗談では済まされないこと 」と怒りのコメントを、されていた。
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不肖この私めは2011年の、東海テレビの放送事故を知らなかったが、なぜ発生したのかを考えるまでもなく、1つの兆候が見えた。
音教授の聞き取り調査中にも、「 ハイハイハイハイ 」などと言う生返事を繰り返していた当該の男性スタッフだったが、おそらくタイムキーパーを舐めていたのではなかろうか?
男性の作ったテロップを管理するタイムキーパーを担当していたのが、前出の若手の女性アシスタントプロデューサー兼タイムキーパーで、経験不足な面もあったと言われている。
方や、テロップ制作の男性スタッフは勤続30年という経験も豊富で、かつタイムキーパーよりも年上の人間だ。
.....きっと心の、どこかで立場が上でありながらも年下の女性に対して、舐めていた面が有ったら修正に応じなかったのでは無いかと思えるのだが。
しかし以上に記した事は、あくまでも東海テレビ放送の組織上の問題点であって、物事の本質は「 不適切なテロップを作った男性スタッフの心の中に被災者の方々を揶揄する本心が隠されて居たこと 」なのだと考えている。
受信料契約拒否をNHKに対して行う正しい方法が判明したが!?
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