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非正規教員の割合で2017年最新版が6年前と変わらず! [非正規雇用]

非常勤教員の割合2017年

聖職でも非正規なのはキツイ

 YAHOO!ニュースで、非正規教員【 臨時的任用教員( 常勤講師 )と非常勤講師( 時間講師 )】のブラックな職場環境がクローズアップされているが、2017年12月1日の時点で正規教員との割合が6年前と変わっていなのには驚いた!

結論から、非正規教員の割合を申し上げる。

今から6年前の平成23年【 2011年 】も今年の2017年も基本的には非正規教員の全体に占める割合は約7%である。

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では、次章からエビデンス【 証拠 】を示して行く所存。

【 この記事ページの目次 】

1. 聖職でも非正規なのはキツイ

2. 2011年のPDF資料のURL

3. 低賃金・長時間労働・無休奉仕の非正規教員

4. ならば校長先生は勝ち組なのか?


2011年のPDF資料のURL

 以下に貼らせて頂いた、URLリンクが2011年の正規職員に占める非正規職員の割合だ。↓

非正規教員の任用状況について

正規職員92.7%に対して、非正規職員は7.0%で、残りは非常勤講師である。

対して、2017年12月の最新記事で、非正規教員の割合は、どの様に変化しているのであろうか?

YAHOO!ニュースが「 BuzzFeed JAPAN 」からの転載記事で非正規教員の数値を7%であると記載している。

だが、情報ソースである読売新聞のデータは2016年の数値である。

低待遇で正規と同じ仕事2017年9月27日:読売新聞朝刊掲載

つまり2016年度のデータで教員全体の数が59万人のうち正規教員が54.2万人で92%。

同じく2016年度の非正規教員の常勤講師が4.1万人で全体の7%

非正規教員の非常勤講師が7,000人で全体の1%という割合だ。

記事は2017年のものでもデータ自体は昨年のもので申し訳ないが、全くと行っていいほど変わっていない。

じゃあ、非正規教員は正規の教員に比べて仕事が楽なのかと言われれば、決してそんなことは無いのである。

また、給料も信じられないくらい安いのが実体だ。

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低賃金・長時間労働・無休奉仕の非正規教員

 検索ユーザーが検索するキーワードで「 非正規職員:賃金:頭打ち 」というのがあるので、その意味から答えて参りたい。

引用させて頂くと、以下の一文に集約される。

( 以下「 非正規教員......給料の改善求める声 」から引用 )↓

“非正規教員をめぐっては、38都県が内規などで上限を設け、
給料を「 頭打ち 」させていることがすでに明らかになっています。”

( 引用ココまで・出典:YOMIURI ONLINE )↑

サイト内でのグラフ表を見ると30歳で非正規教員の給料が頭打ちになっているが問題なのは、その支給額である。

( 以下「 「 このままじゃ公教育は破綻する 」ブラック勤務の実態、非正規教員の叫び 」から引用 )↓

“コマごとの授業を受け持つパートタイムの仕事だ。
月収は13万~15万円ほど。
「 生活するのは、つらかったですね 」
ある程度経験を踏み、常勤教師の依頼も受けるようになった。
担任を請け負えば、年収は300万円ほどになる。
それでも「 お金と労働は見合っていない 」と感じていたという。
「これは非正規、正規関係のない話だと思いますが、
実際働いている時間と給料がまったく釣り合っていないんです」”

( 引用ココまで・出典:BuzzFeed JAPAN( YAHOO!ニュースに転載 ) )↑

文中に登場する非正規職員の方は非常勤講師時代の自身の給与明細まで公表されているが、驚くべき低賃金である。↓

非正規教員の男性の非常勤講師時代の給与明細票

この支給額でも労働が見合って居ればいいが、常勤講師になってから担任となり、自分のクラスを受け持つ様に為ると非正規教員であっても、仕事量は正規教員とまったくかわらない。

朝は8時前に登校し日中は、ほぼ休み無し。

保護者との対応が有る日などは、夜の9時10時まで働く時も、ザラにあるのだという。

そして、1年契約の期間が過ぎても、無休奉仕の労働も有るのが、非正規教員の過酷な労働環境なのだという。

非正規教員の割合の話しから脱線してしまったが、これが正規教員でない職場の労働環境なのだという。

この実態には本当に驚いてしまった。

非正規雇用の波は、教育の現場まで浸透していたのである!

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ならば校長先生は勝ち組なのか?

不肖この私めが小学校6年生の頃、担任だった女の先生に、卒業後10年位してから久しぶりに会いに行くと出世して校長先生になっていた。

無論、校長先生は正規教員である。

しかし、話しを聞くと校長先生に為るために尋常ならざる努力を重ねておられていた事が分かった。

夏休みは1日も休むこと無く、校庭のゴミ拾い。

しかし、これだけで校長先生になれる訳ではないだろう。

人格者であった担任の先生は、生徒の誰からも好かれる人徳が有った。

退職金は何千万も貰えると仰っていたが、並々ならぬ努力が、その裏には有ったにちがいない。

ところで昔は聖職者と呼ばれた教師だが、やはり人間らしい生活が送れるだけの最低賃金は保証して貰ってこその安定した教育が施せるというもの。

まぁ、単純に需要に対して供給が多い( 競争倍率 )から、このような非正規教員が生まれる原因にもなっているのだろうが。

いくら競争倍率が下がっても、いまだに小学校教師は3.6倍、中学校教師は7.1倍の狭き門だ。


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