ボルトねじ製造メーカーのパイオニア、佐賀鉄工所の大町工場
【 佐賀県杵島郡大町町大字福母1624 】から九州北部の大雨によって漏れ出た冷却油は、
近くを流れる六角川と有明海にも流れ込むのかが心配だ。
【 本稿の記事ページの目次 】
佐賀鉄工所から漏れ出た油は六角川と有明海に流れ込む?
実際に映像で見る限りでは、佐賀鉄工所の地下タンク( 油槽 )から流出した11万4,000リットルの油は、六角川には流れ込んでいない様に見える。
近くを流れる六角川や有明海への流出は確認されていないということです。
NHKの報道は、28日の午後6時47分だったが、一方の毎日新聞の報道では、どうか?
記録的な大雨について、佐賀県の山口祥義(よしのり)知事は28日、
県庁で記者会見し、大町町の鉄工所から大量の油が有明海につながる
六角川に流出したことを明らかにした。
なんとNHKよりも報じた時間が早い毎日新聞が、「 山口祥義知事【 54 】が、漏れ出た油が六角川と有明海に流出したと発表 」としている。
県有明海漁協によりますと「 佐賀鉄工所の黒い油は六角川にも有明海にも流れていない。 有明海に見える油膜は車のガソリンや住宅から流れ出たものだとみられ一時的なもの 」としています。
実際に、映像で確認しても佐賀鉄工所の大町工場の近くを流れる六角川との間には堤防があるが、佐賀テレビは油膜に関しては佐賀鉄工所からの漏れ出た油ではなく、車のガソリンと住宅から流れ出た油であると報じている。
動画を、ご覧いただければ分かるが地下タンクから漏れ出た冷却油は順天堂病院の方角には流れているが、どの方角から見ても六角川には流れ出てはいない様に見える。
しかし、佐賀鉄工所の大町工場の焼入れ冷却油は六角川と有明海に流れ出たと山口祥義知事の報告がある。
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佐賀鉄工所周辺の六角川と有明海の位置関係の地図画像
佐賀鉄工所から流れ出た油は、オイルフェンスを設置したり、1枚1枚の油取り紙を使って地道に除去する作業が続けられている。↓
【六角川付近 油流出箇所への対応~オイルフェンス設置、ポンプ排水~】
— 国土交通省九州地方整備局 (@mlit_Kyushu) August 29, 2019
佐賀県大町町に油が流出し、浸水中の堤内地に漂流。六角川や孤立した病院への流出を食い止めるべく、 #オイルフェンス設置、#ポンプ排水 を実施。 pic.twitter.com/EzpFtmc4oP
まずは佐賀鉄工所の大町工場の場所が、どこにあるかをGoogle地図で表示する。↓
次に順天堂病院との位置関係をルートで示す。↓
最後に六角川周辺の広域地図を。↓
更に広域で示すが、右下に見えるのが六角川から流れ込む有明海である。
佐賀鉄工所の大町工場から流れ出た油自体が六角川の方角には向かっていないが、流れ出たと報じられている。
冷却油は引火性はないとされるが、周辺への環境汚染が心配される。
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