豊島区池袋で重大事故を起こしたドライバーが逮捕されない理由は「 上級国民だからか? 」との憶測がインターネット上で、まことしやかに囁かれているが、実際は別の理由がある。
【 本稿の記事ページの目次 】
池袋で事故を起こした運転手が逮捕されない理由
東京都豊島区池袋で事故を起こしたドライバーは警察に逮捕されていない。
逮捕された87歳の男性ドライバーは、農機具メーカー大手の株式会社クボタ( 本社:大阪府大阪市浪速区敷津東1丁目2番47号 )の代表取締役副社長を勤めていた。↓
プリウスの男性ドライバーは、元官僚の出身でも有るが、いわゆる上級国民だから逮捕されないわけではない。
容疑者を逮捕するには、一定の判定基準があるのだ。
いずれの手続によるかは,犯罪の重大性・悪質性,
逃亡のおそれ,証拠隠滅のおそれなどの
事情を総合して判断します。
では今回の池袋の事故で、逮捕されなかった男性運転手は、どの様な判定基準が有ったのだろうか?
警視庁は証拠隠滅の恐れがないと判断、
男性を逮捕せず任意で捜査を進める。
証拠隠滅の恐れがない事に加えて、実はもうひとつ理由があった。
逮捕されない、もう一つの理由が「 加害者のケガの治療の優先 」だ。
飯塚さんと、同乗していた80代の妻も骨折するなどして入院した。
つまり、池袋の事故で加害者が逮捕されない理由は、2つあることになる。
捜査対象となる人が、けがや病気をしている場合、
程度にもよるが、捜査よりも本人の治療が優先されることがある。
つまり、池袋の事故でプリウスを運転していた容疑者が逮捕されない理由がなぜかといえば、逃亡や証拠隠滅の恐れが無いことと怪我の治療が優先されるためである。
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逮捕されないプリウスのドライバーは無罪なのか
池袋のプリウスを運転して事故を起こした男性運転手が上級国民だとネットで言われる理由は、平成27年・秋の叙勲を受けていることも上げられよう。↓
元官僚で、かつ元代表権を持つ副社長だったので公人の扱いではあるが、敢えて本名は記さない。( 上のリンク内に本名は記載されているが )
そんなプリウスのドライバーは、逮捕されないから、無罪に直結するのかと言われれば、世の中そんなに甘くはない。
有罪か無罪かは裁判所が決めることなので、先のことは分からない。
ただし、逮捕によって身柄が拘束されているわけではないので、病院から退院した後も「 在宅捜査 」になる見込みが強く、交通事故の容疑者には比較的多いのだそう。
捜査が終了したあとに、起訴されるかどうかも検察当局が決めることなので、先行きは不明だが事故の大きさから起訴猶予になる可能性は極めて低いだろう。
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