2018年8月8日に前・沖縄県知事の故・翁長雄志氏【 享年67 】が膵臓がんの為、逝去されたために沖縄県知事選挙が9月30日に投開票が行われる。
【 当記事ページの目次 】
2018年の沖縄県知事選挙が行われる事を不肖この私が知ったのは、実は昨日か今日なのだが、候補者は4名が出馬されている。
それでは、さっそく沖縄県知事選挙戦で立候補されている4名の候補者の名前を見ていきたいと思う。
立候補者の名前 | 年齢 | 所属政党 | 前職 |
---|---|---|---|
佐喜眞淳 | 54 | 無所属( 自由民主党・公明党・日本維新の会・希望の党推薦 ) | 前宜野湾市長 |
玉城デニー( 本名:玉城 康裕 ) | 58 | 自由党( 立憲民主党・国民民主党・日本共産党・自由党・社会民主党・沖縄社会大衆党支援 ) | 自由党幹事長、前衆議院議員 |
渡口初美 | 83 | 無所属 | 琉球料理研究家、元那覇市議会議員 |
兼島俊 | 40 | 無所属 | 元IT会社社員 |
以上の4名が沖縄県知事選挙に出馬した候補者だが、実質的には佐喜眞淳( さきま あつし )氏と玉城( たまき )デニー氏の一騎打ちになっている情勢だ。
候補者4名は、いずれも新人だが、政策は沖縄の米軍基地の縮小、辺野古基地の建設反対という点を県民に訴えている点では一致している。
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まずは、実質的な一騎打ちとされている候補者2人のうちの1人は、佐喜眞淳氏だが、前宜野湾市市長を歴任。
今日は #糸満大綱引き で、多くの方と握手させていただきました。
— さきま淳(あつし) @沖縄県知事候補 (@AtsushiSakima) 2018年9月24日
「さきまさん、がんばって!!」多くの方からの応援を力に変え、最後まで走り抜いてまいります!#沖縄県知事選 #沖縄がいちばん #さきまあつし #さきま淳 pic.twitter.com/5J7SCkwAov
公式のホームページも拝見させて頂いたが、さすがに前市長経験者だけあって、かなりしっかりとした政策ビジョンが豊富に練り込まれていて、盤石な選挙への基盤を感じさせられる。
しかも、沖縄の米軍基地返還という県民感情に訴えていく政策も、きっちりと外さない。
最有力候補の1人なのだろうと思う。
ハーフである前衆議院議員の玉城デニー氏の本名は「 玉城 康裕 」氏といい、デニーは子供の頃からの愛称で、由来は母親が父親である米兵の後を追って渡米する前に「 デニス 」と名付けられた事が由来だ。
県知事選にかける想いをメッセージ動画にまとめました。多くの県民が感じているであろう時代の変化を沖縄の明るい未来に繋げるために、私なりに伝えたいこと、訴えたいことを「新時代沖縄」という言葉に込めました。ご視聴・拡散どうぞよろしくお願いします! #新時代沖縄 pic.twitter.com/SO4zchPtNA
— 玉城デニー (@tamakidenny) 2018年9月13日
玉城デニー候補が子供の頃、母子が渡米することは無かったがデニーの呼称は、上記の理由から来ている。
沖縄基地問題に関しては佐喜眞淳候補と似ており、米軍の基地縮小および撤廃の方向での政策を主張されている。
基地問題については「 翁長知事の遺志を受け継ぎ、
辺野古に新たな基地は造らせない。
普天間飛行場の閉鎖・返還を一日も早く実現するよう
政府に強く要求する 」とした。
まさに沖縄県民の県民感情に即した政策だが、ほかにも佐喜眞淳候補に負けず劣らず、豊富な政策ビジョンを公式ホームページで公開されている。
政策1つ1つの詳細は、本稿の主題ではないので省くが、米軍の沖縄基地の縮小および奪還は、現実的ではないが県民感情に訴えるには外せない政策だ。
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一騎打ちのメイン候補となる佐喜眞淳氏と玉城デニー氏以外の泡沫候補者の1人、渡口初美候補は前・那覇市議会議員で琉球料理研究科でもある。
御年83歳にして、沖縄県知事選挙に立候補される”気合い”は素晴らしい事だと感服している。
しかし、メインの一騎打ちの2候補と比べると、公式ツイッターのフォロワー数や「 いいねRT 」の数が極端に少なくなるのは、新潟県知事選挙2018の時も同じだった。
渡口初美候補の公式ホームページを拝見させて頂いたが、沖縄県の米軍基地問題よりも「 ベーシックインカムの実現 」を全面に打ち出した政策を訴えている。
じっくりとは拝読させて頂いてないが、辺野古の問題もベーシックインカムが解決すると主張されている。
「 打ち出の小槌 」とも言われた、ベーシックインカムの素晴らしさを全面に打ち出しており、まさに渡口氏の政策のメインはベーシックインカムである。
料理屋「 まんがん 」を経営され、漫画の美味しんぼにも登場されている方だ。
渡口初美の政策「正直、公正、ベーシックインカム。」
— 渡口初美公式「正直、公正、ベーシックインカム。」 (@Toguchi_Hatsumi) 2018年9月24日
渡口初美は、世界潮流ともいえる純正ベーシックインカムを、地域行政の統治権限内で世界に先駆けて実現しようと考えています。
ベーシックインカムって?https://t.co/KxuZVGm4ZS#沖縄県知事選 #渡口初美 #沖縄県知事選2018
4人目の候補者は元IT会社社員の兼島俊候補だ。↓
昨日は沢山のミラクルがあり
— カネシマシュン (@shunkaneshima) 2018年9月24日
喜納昌吉さんと
お話しさせて頂きました。
真似できないこと言えない事
沢山あるけどw
沖縄のパンクなパイセンです!!
2代目喜納昌吉名乗っていいよと
有り難いお言葉を軽く言われたのですが
恐れ多いので、そっと心にしまいます。
皆で、沖縄の花を咲かせましょう! pic.twitter.com/uOZSbv5fBx
前章でも、ご紹介させて頂いた渡口初美氏とは仲が良いようで、対談動画もYouTubeにアップされている。
そんな兼島俊候補の主な政策は以下の3点。↓
米軍の基地問題には一切ふれていないが、ちょっとボリュームという点では一騎打ちの候補者に比べると、じゃっかん寂しい感じが否めない。
公式サイトのプロフィール欄には「 ホームレス期間あり 」とも書かれている異色の候補者だが、泡沫候補として本気で勝ちに行く気があるのなら、選挙公約である政策面だけでも一騎打ち候補を完全に凌駕させる必要があるだろう。
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しかし、米軍の基地問題は沖縄県民の感情は分かるが、なかなか縮小や撤退は実現できないと思われる。
その理由は、アメリカ側が沖縄県の位置を軍事政策上、極めて重要な地点であると捉えて米軍基地を置いているからに他ならない。
アメリカ軍が絶対に手放さないくらい、沖縄県は軍事拠点としては絶妙な位置にある島なのである。
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