SSブログ

堀江貴文氏のロケット打ち上げが失敗したのは何故なのか [事業家]

MOMO打ち上げ失敗の理由

エンジンの緊急停止コマンドを送信

 2017年7月30日の午後4時31分に打ち上げられた
実業家の「 堀江貴文 」氏【 44 】が手がける
MOMO【 通称:ホリエモンロケット 】の初号機の打ち上げが失敗に終わった。

厳密に言えば離床自体は成功したのだが、
打ち上げから1分6秒後、突然
テレメトリー( 遠隔測定法 )通信が途絶えた
事により、ITS社長の稲川貴大氏【 30 】自らが
エマージェンシー・ストップ( ロケット・エンジンの緊急停止コマンド )
を発動し、そのまま海上に着水した。


この打ち上げは失敗に終わったが、
堀江氏は打ち上げ後のコメントを稲川社長とともに
出されている動画を公式のYouTubeチャンネルで公表している。

それでは、このテレメトリー ( telemetry ) 通信とは一体、何なのか?

( 以下「 ウィキペディア:遠隔測定法 」から引用 )↓

 “ロケットの打上時には搭載した
様々なセンサにより、飛行中の
ロケットの3軸加速度、各部の温度
各機能の動作状態、切り離しなどを
観測する画像などを取得して
地上の管制局に伝送する。
計画通りの飛行ができたことを
確認するとともに、機器の改良や
事故発生時の原因調査など
多用途に用いられる。”

( 引用ココまで )↑

まとめると、「 遠隔測定通信の信号が途絶えたことがロケット打ち上げ失敗の原因 」だったと言う結論になる。

スポンサードリンク

じゃあ、なぜテレメトリー通信が途絶えたのか?という原因については、サスガに分からないし、また原因の究明はホリエモンが率いるベンチャー企業のITS( インターステラテクノロジズ )の稲川社長が、現在調査中であるとしている。


貴重なデータが取れたので、リベンジの日も近いとするツイートを、堀江氏は投稿されている。

  • 打ち上げの失敗原因はテレメトリ通信の断絶
  • 稲川社長が「 エマスト 」コマンド送信
  • テレメトリ通信の途絶原因は調査中
  • SS520-4号機もテレメーター異常で失敗
  • TLMに対する電源異常が通信途絶の原因
  • 次回のリベンジを狙う堀江貴文氏

そうなのだ!「 失敗は成功の素 」と言うが、電球を発明するまでに1万回失敗した、かの発明王トーマス・エジソン氏【 満84歳没 】を思い返して頂きたい。

MOMOロケットの詳しい打ち上げ場所( 北海道広尾郡大樹町美成169番地:大樹航空公園内の大樹航空宇宙実験場 )に付いては別記事でも詳しく、お伝えしている。↓

ホリエモンのロケットの打ち上げ場所

【 この記事ページの目次 】

1. エンジンの緊急停止コマンドを送信

2. テレメトリ通信が途絶した理由

3. 他ロケットの打ち上げ失敗に習う


テレメトリ通信が途絶した理由

 稲川社長が率いるインターステラテクノロジズ株式会社は堀江貴文氏( ITS取締役 )が1997年に設立した会社だが、ITSが打ち上げを試みたロケットMOMOの解析データを検証している最中なのだという。

なので、この章で論じる内容は推測の域を出ない仮説になってしまうが、これを予想しているサイトが有る。

( 以下「 MOMO初号機現地取材 - 目標の宇宙空間には届かず 」から引用 )↓

“テレメトリが途絶した原因であるが、
途絶後のデータが無いため、すぐに
特定することは難しい。 ただ、現在推定されているのは
機体が破損し、それによりケーブルが
切断された、というシナリオだ。”

( 引用ココまで・出典:マイナビニュース )↑

打ち上げたロケットMOMOに搭載されていたカメラ映像によると発射後、何らかの原因で外乱が発生し、エンジンのジンバルが激しく揺れ動いているのが確認できたのだという。

このMOMOには10機の小型エンジンを束ねたクラスタ型のエンジンを搭載されているが、ここに何らかの不具合が発生したのだろうか?

スポンサードリンク

他ロケットの打ち上げ失敗に習う

 実は今年の宇宙ロケットの打ち上げでテレメトリー通信が途絶えて失敗したのは堀江貴文氏のMOMOだけでは、なかった。

それが宇宙航空研究開発機構の宇宙科学研究所が手がけたSS520-4号機の打ち上げ失敗であり、研究対策チームが原因の究明を行い、ご丁寧にもPDF化してWEB上に公開して下さっていた。↓

SS520-4号機実験失敗の原因究明結果および対策について

公開されているPDFの10( 11 )ページ目以降でテレメトリ通信の瞬断、途絶に於いて丁寧な図解入りで説明されているが、ここではテレメトリー通信を行う装置を指してテレメータ ( telemeter )すなわち「 TLM 」と表現している。

このPDFレポート内では14( 15 )ページ目で「 TLM( テレメーター )に対する電源異常 」で有ると結論づけている。

堀江氏らのMOMOロケットが打ち上げに失敗した理由は、調査結果を見ないと分からないが、もし原因を特定できたら今回の失敗は財産に、なるだろう。

スポンサードリンク

前述した歴史の偉人たるトーマス・エジソン氏は次の様に述べられている。

失敗だって?“上手く行かない”と言う事が確認できたのだから成功さ。」


堀江氏がロケットの打ち上げに成功して、念願の民間の宇宙旅行会社を立ち上げる事などは、彼の頭の中では既に「 想定内 」なのかー。


nice!(4)  コメント(0) 
共通テーマ:ニュース

nice! 4

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

Facebook コメント

Copyright © 世の中の最新ニュースを一刀両断 All Rights Reserved.

▲ページの先頭へ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。