2017年の昨年から、2018年の今年に掛けて日本相撲協会は何かと話題に事欠かない。
大相撲の最高格である立行司の第40代・式守伊之助【 58 】が不祥事を起こし、日本相撲協会から3場所の出場停止処分を受けていた事が分かった。
すでに退職願を出している式守伊之助だが、じつは日本相撲協会から受けた処分は今回が初めてではない。
( 以下「 3場所出場停止・夏場所後に辞職 」から引用 )↓
"2015年の九州場所では前半戦だけで2度差し違え、
協会から3日間の出場停止処分を受けている。"
( 引用ココまで・出典:朝日新聞DIGTAL )↑
【立行司が不在 異例の土俵祭】大相撲初場所を前に土俵祭が13日、東京・両国国技館で開かれた。現役最高位の立行司・第40代式守伊之助が謹慎中のため不在。日本相撲協会は同日午後1時から処分を検討する。 https://t.co/1L1KRI1r4J
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) 2018年1月13日
それでは、上述した「 差し違え 」とは何なのか?
( 以下「 物言いとは 」から引用 )↓
"多くの場合は体が落ちる、あるいは土俵を割る瞬間が同時( 同体 )として、 勝敗の決定をせず取り直し( 再試合 )となるか、そのまま行司軍配通りの結果となるが、
稀に行司の軍配と逆の結果となる場合もあり、
このケースは行司差し違え( もしくは行司軍配差し違え )という。"
( 引用ココまで・出典:Wikipedia )↑
つまり、「 行司軍配差し違え 」とは「 ミス・ジャッジ 」であり、いわゆる「 誤審 」である。
もし仮に、あなたが行司をやっていて物言いが付き、誤審だと断定されて「 行司軍配差し違え 」を発表された瞬間、自分の立場の無さに、あまりにもいたたまれない気持ちになるのではなかろうか。
誤審で思い出すのが何と言っても昨年5月に行われたプロボクサーで現WBA世界ミドル級チャンピオン、村田諒太選手【 31 】の世界戦だろう。
「 世紀の大誤審 」と言われたボクシングの試合は2017年10月に再戦となり、村田諒太選手は見事に現WBA世界ミドル級王者の座に輝いた。
人間だから、ミスも出ようが、ボクシングの世界戦の誤判定は、ただの過ちで済まされる問題では無かった。
翻って大相撲の立行司、式守伊之助の場合は、どうなのか。
今回の日本相撲協会から申し渡された謹慎処分は、誤審である「 行司軍配差し違え 」に拠るものでは無かった。
年下である10代の行司に対する粗相が原因であり、昨年にも不祥事が原因で横綱を引退した元・日馬富士関【 33 】の時とは違う意味で手を出したのである。
日本相撲協会トップの八角理事長( 北勝海信芳 )【 54 】は「 自省する時間を与える意味で3場所の出場停止処分を与えた 」とコメント。
しかし、自身の不祥事を自覚してなのか、式守伊之助は自ら身を引く「 退職 」と言う軍配を選んだのである。
それにしても冒頭でも申しあげたが、本当に最近の日本相撲協会は話題に事欠くことが無く、昨年の元横綱・日馬富士関の引退に始まり、貴乃花親方【 45 】の理事降格、そして今回の立行司・式守伊之助の出場停止処分とスキャンダルが続く。
マスメディアの格好の取材対象になってしまっているが、この様な経緯は今に始まったことではない。
2011年に勃発した八百長疑惑も、まさに「 天網恢恢疎にして漏らさず 」が形となって現れたに過ぎない。↓
大相撲の八百長疑惑に関して日本相撲協会は否定しているが裁判沙汰になった際、東京地裁は八百長を認定しており、多数の現役力士が協会からの処分を受けている。
相撲に関しては、まるでド素人の不肖この私めだが、過去に何度かテレビで相撲観戦を、していた時に「 何か今の一番、真剣勝負にしては、おかしな決着の付き方だよなぁ......? 」と思った時が有った。
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確かに、日本相撲協会も組織である以上は様々な問題点が出てくることも致し方ないのかもしれない。
しかしながら、相撲協会だけは自らを「 差し違え 」ないようにして頂きたいものだ。
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