競泳の池江璃花子選手【 18 】が、「 血液のがん 」である
白血病に罹患( りかん:病気にかかること )したと
自身の公式ツイッターで公表したが、今後の治療で
治る見込みは何%くらいなのか?
2019年2月12日に、三木二郎コーチ【 35 】をはじめとする日本水泳連盟は、池江璃花子選手が白血病に、かかっていることと、日本での検査を実施した8日に即日入院し、治療に入ったと報告した。↓↓
池江璃花子選手が、今後の白血病治療で治るか否かで、「 早期発見 」だったかどうかが非常に重要だが、実際はどうなのか?
日本水泳連盟などによると池江選手は入院中で、
担当医師からは早期発見だったと伝えられた。
上記引用から、まずは今回の池江璃花子選手の白血病は「 早期発見 」だったことが1つの大きな朗報である。
ただし、一口に白血病といっても慢性状態から進行する急性と、リンパ性および骨髄性とあり、大別すると以下の4種類となる。↓
実は今回、池江璃花子選手は白血病であることは公表されたが、どの種類の白血病であるかまでは報じられていない。
なので、おおざっぱに「 早期発見された白血病が治る確率 」として、お答えさせて頂く。
ただし、具体的な治療方法も、まだ伝えられていないのであくまでも予想の範囲でしか無いのだが、一般的には「 寛解導入療法 」という薬剤を用いて複数の抗がん剤を減らす治療を行う。
治療期間はは3週間から4週間ほどかかるが、治る患者の確率は何%くらいなのだろうか?
通常の寛解導入療法により、およそ8割の患者さんは完全寛解を得られます。
上記引用の「 完全寛解 」の状態とは骨髄から白血病細胞が大幅に減少し、正常細胞が増える事で正常な血液を作る機能が回復すること。
完全寛解の状態でもまだ、骨髄の奥にしぶとく残っている白血病細胞が居るので「 白血病が治った 」完治の状態では無いのかもだが、80%の患者さんが治ると解釈して良いだろう。
なので、池江璃花子選手の初期状態の白血病が治る確率は80%だと見て良いのではないか?
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池江璃花子選手の白血病は、早期発見を出来たことが不幸中の幸いであった。
では、治療後の長期生存率は何%くらいなのか?
慢性骨髄性白血病の生存率は、早期発見されたかどうかと、
実際に行った治療内容に、大きく左右されるといわれています。
( ~中略~ )しかし、現在は分子標的療法を受けた患者の
85%以上が長期生存をすることができており、
8年生存率は90%を超えるともいわれています。
また、造血幹細胞移植やインターフェロン療法を受けた患者も
50~70%ほどの人が8年生存率70%以上と長期生存を可能としています。
上記引用の慢性骨髄性白血病の長期生存率を、以下にまとめる。↓
むろん、白血病の進行度合いによっても違ってくるだろうが、池江璃花子選手は早期発見が出来ているので、大きく治る確率が落ちることは無いと思われる。
なので治療方法は様々では有るが、慢性骨髄性白血病の患者さんの予後の8年生存率は70%から90%の確率であることが分かる。
分子標的治療は、薬剤名は記すことが出来ないが、グ◯◯○◯分子標的薬を投与して白血病細胞だけをピンポイントに攻撃して壊滅させる画期的な治療薬である。
『岡村孝子氏の急性白血病の生存率は何パーセントか?』https://t.co/STcENLtTMf
— ついっぷる最新速報瓦版 (@TrendNews_44) 2019年4月22日
佐賀大学医学部内科学の木村晋也教授に拠れば、急性期前の慢性期の骨髄性白血病( CML )の状態で分子標的薬を服用すれば、10年生存率は94%である、とされる。
では、「 インターフェロン治療 」とは何か?
インターフェロンは、生体がウイルスに感染したときに
細胞が反応して作られるタンパク質( サイトカインの一種 )です。
このタンパク質は、ウイルスを攻撃したり
増殖を抑制する働きがあります。
それを薬として体内にたくさん入れることで
治療しようとするのがインターフェロン治療です。
インターフェロン治療とは薬物療法である。
今の私の率直な気持ちです。 pic.twitter.com/0nZGp8QUKe
— 池江 璃花子 (@rikakoikee) 2019年2月13日
池江璃花子選手の白血病治療が「 完全寛解 」の状態に至っても、白血病細胞が完全に居なくなった訳ではない。
治療の結果、最も鋭敏な検査法でも
白血病細胞が見つからない完全寛解になっても
白血病が再発することがあるのは、
骨髄の奥深くニッチ環境で休眠状態の
白血病幹細胞が抗がん剤に耐えて生き延びるためである。
再発した白血病細胞は抗がん剤治療を
くぐり抜けてきた細胞であるため
非常に治療抵抗性が強く通常量の抗がん剤療法、
放射線とも効きにくいため命を落とす確率が高く、
そのため再発した白血病あるいは経験的に
再発が予想されるタイプの白血病では、
最も強力な治療である骨髄移植や臍帯血移植などの
造血幹細胞移植が適用となることが多い。
骨髄の奥で、しぶとく生き延びる白血病細胞がいるので再発防止のためにも、さらに継続治療が必要となる。
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また寛解療法は、メインが抗がん剤を使うので厳しい副作用もある。
4月の日本選手権の欠場が決まった池江璃花子選手だが、今は治療に専念して、またファンの方々に元気な泳ぎを見せて頂きたい。
「 池江璃花子選手の白血病は遺伝によるものなのか? 」の記事を投稿しました https://t.co/drVzS3QkaW #r_socialnews
— ついっぷる最新速報瓦版 (@TrendNews_44) 2019年2月12日
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