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ヘヤシュとは何か?成分表を入手した! [最新ニュース]

アパマン事故,ヘヤシュとは,北海道,札幌市

 12月16日の夜に起きたアパマンショップ北海道札幌市の平岸駅前店での、
消臭スプレー缶からの引火に拠る事故で、原因となった
消臭スプレー120本を散布した室内で給湯器を点火したことが分かった。

【 当記事ページの目次 】

 1. スプレー缶ヘヤシュheyashとは?

 2. ヘヤシュが引火した原因のガス給湯器

 3. ヘヤシュの中身の成分の製品資料は

 4. なぜ120本ものヘヤシュを噴射したのか

 5. 業務内の事故なので会社にも責任がある


スプレー缶ヘヤシュheyashとは?

 当初はテナント・ビルに入る居酒屋のプロパンガスが事故原因では?と言われていたが、あれだけの崩落現場で犠牲者が1人も出なかった事は奇跡ですらある。

いわずもがな、事故の原因は120本ものスプレー缶を廃棄処分する目的で噴射し、成分のガスを室内に充満させた時に給湯器を点火させて引火したことだ。

120本ものスプレー缶の商品名が「 ヘヤシュ:heyash 」である。

ヘヤシュは会社名でもあり、所在地は静岡市葵区常磐町1-8-6常磐町、資本金は200万円である。

しかし、部屋シュに罪はなく、取扱い方法を謝ったアパマン側に責任があるという。

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ヘヤシュが引火した原因のガス給湯器

 あらためて今回の北海道札幌市の引火事故の原因を探ってみると、スプレー消臭缶ヘヤシュの120本分の成分が室内に充満している時にガス給湯器を点火したことで引火して起きた。

消臭スプレー缶ヘヤシュ( heyash )の成分は製品資料を入手したので、次章で詳しく申し述べるが、基本的には可燃性の引火性エアゾールおよび高圧ガス液化ガス引火性液体を含む消臭スプレーだ。

危険物第4類の第2石油類( 消防法:危険物 )に指定されており、エタノールも含まれる

以上の記述からも、「 ヘヤシュ 」が、可燃性ガスであることは間違いない事が分かった。

ヘヤシュの内容成分である可燃性ガスが120本分、空気中に充満している状態でガス給湯器を点火したら、どうなるか?

機器近くでのスプレー缶使用やガス抜きなどは行わない 」より引用↓

機器近くでのスプレー缶使用やガス抜きなどは行わないでください。
噴出剤として使用している可燃性ガスに引火して火災となるおそれがあります

【 引用ここまで↑出典:一般社団法人:日本ガス石油機器工業会 】

120本分の消臭スプレー缶ヘヤシュを噴射した引火性のガスが充満した室内でガス給湯器を着火したら、どうなるか?

上記の結果が今回の事故である。

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ヘヤシュの中身の成分の製品資料は

 このたび、株式会社ヘヤシュから正式な製品資料が公開されたので、シェアしたい。

前章でも述べた通り、引火性の危険物に指定されている。

事故に関する製品資料の件・製品安全データシート 」より引用↓

推奨用途及び使用上の制限
室内用除菌消臭剤危険物第4類第2石油類( 消防法:危険物 )
GHS分類物理化学的危険性/可燃性/引火性エアゾール
高圧ガス液化ガス引火性液体/エタノール含有量50~70wt%
避けるべき条件/混色危険物質との接触。
日光、熱、裸火、高い温度、スパーク、
消防法/危険物第4類アルコール類/危険等級Ⅱ静電気、その他着火源を避ける。

【 引用ここまで↑出典:株式会社ヘヤシュ 】

上記引用の中でも、「 火気と高温に注意 」というラベルではか「 火気を使用している室内で大量に使用しないこと 」と記載がある。

おそらく、ガス抜きをしたとされる従業員と店長は、ヘヤシュが引火性のある危険物であることが認識出来ていなかったのだろうが、しかしなぜ120本もの大量の消臭スプレーを処分しようとしていたのか?

なぜ120本ものヘヤシュを噴射したのか

 ヘヤシュの販売価格は1本1万円であったが、原価は1,000円程度だという。

おもに契約物件の部屋の消臭作業に、つかっていたというが、アパマンショップの直営店であるという、平岸駅前店には、240本ものヘヤシュが残っていたという。

記者会見に臨んだ、アパマンショップの佐藤大生社長は、「 ヘヤシュの販売に対する表彰制度は無い 」として、「 アパマン本部が推奨する販売ノルマがあったのでは? 」との疑惑を否定した。

しかしながら、「 北海道ニュースUHB 」が取材した報道では、複数の現場関係者が「 販売ノルマあった 」という証言を得ているという。

通常の在庫は30~40本であるとされるが、160本は異常( 実際には240本 )だという。

もし、北海道ニュースUHBが事実であったとするならば、いわゆる「 天ぷら 」が揚げられた可能性が高い。

「 天ぷら 」とは営業用語の隠語で「 実際に売っていない商品を、さも売ったかの様に見せる嘘の売上げ 」をいう。

しかし、北海道ニュースUHBの証言者はむしろ逆で、「 実際には消臭契約で売上が有ったのに、ヘヤシュを噴射しなかった 」という。

しかし、ヘヤシュを転売するつもりならともかく、使わずに在庫を抱えても店舗の利益は増えないと思うのだが......

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業務内の事故なので会社にも責任がある

 各ニュースサイトは弁護士の先生方のコメントを出して来ているが、基本的に会社側に責任は有るという。

ヘヤシュのガス抜き作業を店長と従業員がプライベートで勝手にやったことなら、会社の責任にはならないが、今回のケースは、会社の業務の一環だと判断されるという。

北海道ニュースUHBが、追求しているのは、アパマンショップの佐藤大生社長がいう「 販売ノルマはない 」とする説明と、複数の従業員の説明が食い違っているという。

真相は不明だが、ただ一つ間違いないのは消臭スプレーをガス給湯器は極めて相性が悪いという事は真実であるので年の瀬、火の元には気をつけて行きたい。


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