今では検索順位が落ちてしまったが、当「 世界の最新ニュースを一刀両断 」の中の記事で「 うまい棒の値段は1本いくらなのか? 」の記事が妙にアクセスを集めている理由が、長期間ずっと分からなかった。
安倍晋三首相【 64 】は10月15日の臨時閣議で、来年2019年の10月1日に実施が予定されている消費税率が10パーセントに引き上げる事について、「 社会保障の財源を確保する事が目的 」だと述べた。
そこで当茨城県発祥の、うまい棒1本あたりの値段を考えてみると、2018年現在は消費税率が8パーセントなので、10円×1.08( 税率8% )で計算すると、「 10.8円 」となり、80銭の端数が出てしまう。
上記の端数は原則的に「 切り捨てようが切り上げようが四捨五入だろうが事業者の判断に委ねる 」ということなので、消費税率8パーセントの場合の、うまい棒1本あたりの値段は端数切り捨てで10円だった。
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— 【公式】うまみちゃん (@umamichanyaokin) 2018年10月16日
ところが、2019年10月1日から実施が決まっている消費税10%の増税が実施されると、うまい棒は10×1.1で11円となる。
うまい棒1本の値段は、消費税10%では端数が出ないので切り上げも切り捨ても4捨5入もない。
本稿の作成にあたり、ようやく「 何故うまい棒1本あたりの値段が検索されるのか? 」という長年の謎が、ようやく解明した。
つまり検索ユーザーは純粋に、うまい棒1本あたりの値段が知りたいのではなく、「 うまい棒1本に掛かる消費税の額 」が知りたいのだと言う事実が分かったのである。
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現行の法律の消費税法では、「 消費税率の計算によって出た端数の処理に関して 」の明確な規定は無い。
つまり、消費税の計算に依って発生した◯銭◯厘という端数額の処理は、事業者の判断に委ねられてる。
従って、端数の処理に関しては殆どの事業者が「 切り捨て 」をされているが、国に収める税金の額は変わらないので小売業者側が損をすることはない。
ところで、ややこしい「 切り上げ切り捨て四捨五入 」の3つのキーワードを今一度、ここで改めて整理してみたい。
税抜価格が100円の様に、消費税率を掛けても端数が出ない商品なら、ややこしくはない。
ところが、例えば税抜価格が99円の様な商品になると端数の処理が一気に、ややこしくなる。
それでも消費税率10パーセント計算なら端数は出にくいが、現行の8%だと端数が出まくりだ。
まずは本体価格99円に対して、消費税8%の1.08を掛けると、「 106.92円 」となり、92銭が端数となる。
ちなみに「 1円=100銭 」だが、現在は貨幣通貨としては流通していない。
1円未満の紙幣( お札 )や貨幣( 硬貨 )については、
1953年( 昭和28年 )に制定された「 小額通貨の整理及び支払金の端数計算に関する法律 」
( いわゆる小額通貨整理法 )により、発行が停止されました。
また、それまでに発行されていた1円未満の紙幣や貨幣も、
同年12月31日限りで通用力を失いました。
株式市場の相場でしか、耳にすることが無かった「 ◯銭 」の単位が端数となるが、99円の税抜き本体価格に消費税率8%を掛けると、端数切り捨てで税込価格は「 106円 」。
ところが税込み価格から、今度は税抜価格を算出しようとすると、106円を「 1.08 」で割る事になるので、切り捨てると「 98.1848148148.......... 」となり、98円となり、辻褄( つじつま )が合わなくなってしまう。
そこで、税込み値段から税抜価格を割り出す時だけは、「 端数を切り上げ 」て計算することで、99円となるのである。
ここで、ようやく本稿の結論であるが、消費税率の計算をする際には四捨五入は使わない。
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いよいよ消費税率10パーセントが来年から実施される事が報道されると、1本10円のうまい棒が引き合いに出されるようになり、それに伴って500文字未満で上位表示されていた本稿の記事も検索順位1ページ目から下落した。
しかし、それまでは「 うまい棒1本の値段を知らない人って、そんなに多いのか? 」と不思議でならなかったが、実はきっと「 10円の、うまい棒1本に掛かる消費税額 」を知りたかったのだろう。
さて、来年10月1日に消費税率が10パーセントに引き上げられると、10円のうまい棒1本の値段は端数が出なくなるので、11円となる。
そうした場合、クレジットカードなどの決済で買い物をすれば、「 2ポイント還元政策 」に伴い、ポイントが得られるシステムが導入されるらしい。
しかしながら、クレジットカード決済の機械を導入しなければならないなど、新たな販売者がわの悩みも。
だが、2017年の衆院選で安倍自民党が圧勝したということは、国民は「 安倍政権は消費税10パーセントの導入を推進する 」と分かった上で投票したのだから、これは受け入れざるを得ない。
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