ここ茨城県の龍ケ崎市の会社で13日、エアコンプレッサーを使い体内に空気を入れる悪ふざけの事故に依り同僚の命を奪った事件が発生してしまったが、実は昨年の12月にも、同様の事件が埼玉県杉戸町本郷の産業廃棄物処理場でも起きていた。
エアコンプレッサーを日本語に翻訳すると、「 空気を圧縮する機械 」だという意味になる。
つまり、エアコンプレッサーとは「 空気圧縮機 」だという事で主な用途は空気入れ等に使われる。↓
上の動画では、エアコンプレッサーを使ったバイクの整備を行なわれているが空気入れ以外にも様々な使用方法があり、エアコンやジェットエンジンにも使われる。
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エアコンプレッサーを小難しく言うと、以下の様な表現になる。↓
空気を圧縮して、二、三気圧以上の圧縮空気をつくる機械。
往復式・回転式・遠心式など種々ある。
空気圧縮機。
上記の説明で言えば、手動ポンプ式の空気入れも立派なエアコンプレッサーに、なりうる。
しかし、今回の茨城県龍ケ崎市の会社員が勤務先の工場で使ったエアコンプレッサーは、きっと電動式の機械だったに違いない。
被害者は命を落としたと言うが、容疑者の会社員は使った時に相手がどうなるか想像が出来なかったのか?
「 エアー 」とは、頭に付かないが「 コンプレッサー 」という名称で国産の第一号機を作ったのは、KOBELCOこと株式会社神戸製鋼所( 神戸本社:兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通二丁目2番4号・東京本社:東京都品川区北品川五丁目9番2号 )であった。
1915年に開発し制作されたコンプレッサーの、KOBELCO製の国産第一号機は「 高圧レシプロ圧縮機 」。
圧縮方式はレシプロ( 往復式 )とロータリー( 回転式 )があるが、レシプロ圧縮機は音や振動が大きい反面もっとも安価である。
では、KOBELCO製の国産初のコンプレッサーは、何の用途に使われる為に制作されたのであろうか?
1915年( 大正4年 )8月-日本海軍から魚雷発射管用空気圧縮機の開発要請。
国産初の空気圧縮機。
機械系事業の起源となる。
大正4年の日本と言えば、まだ戦前で軍国主義が真っ盛りの時代である。
国産コンプレッサー第一号機の高圧レシプロ圧縮機が制作された過程も、魚雷を発射させる為の開発だった。
魚雷は戦争に使う兵器なので、いわば人名を奪うためのもの。
そのコンプレッサーを使って今回、報じられた事件でも人の生命が奪われた事じたいが、何とも皮肉な話しだな...と率直に感じた。
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