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ザトウクジラが打ち上げられると地震が起きるのか? [自然災害]

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 令和元年5月21日午後4時半頃、神奈川県鎌倉市にある
材木座海岸に漂着したザトウクジラの亡骸が話題に、なっているが
巨大地震発生との因果関係は有るのだろうか?

【 本稿の記事ページの目次 】

 1. ザトウクジラが漂着後に巨大地震が発生した実例は

 2. クジラやイルカが地震の前に漂着する原因は何故

 3. クジラの座礁は地震と関係なしの東海大学の論文

 4. リュウグウノツカイが漂着した後に阪神淡路大震災

 5. ナマズやウナギが地震を予知する都市伝説は本当か


ザトウクジラが漂着後に巨大地震が発生した実例は

 不肖この私めが小中学生のころ、よく遊びに行ったのが材木座海岸であるが、漂着したのが、ザトウクジラの亡骸で、長さは2メートル程度であったという。

ザトウクジラに限らず、今までにもクジラやイルカが海辺に漂着した数日後に巨大地震が発生している事例が報告されている。

では、21日に砂浜に打ち上げられたザトウクジラが撮影された神奈川県鎌倉市の材木座海岸の場所をGoogleマップで表示する。↓

2011年3月11日の午後2時46分に起きた、あの東日本大震災の直前、3月4日には茨城県鹿嶋市の海辺に生きたものも含め52頭ものイルカが打ち上げられらたのである。↓

上のANNニュースでは「 浅瀬で方向感覚を失ったイルカが打ち上げられたか 」と報じているが、いずれにしても、東日本大震災が起きたのが1週間後だった。

では、なぜ大量のイルカが浅瀬に浮き上がってきたのか?

実は上記の実例以外にも、日本や世界各地で砂浜にイルカやクジラが漂着した後に、大地震が起きている事例が多数、報告されているのである。

前兆現象がこんなに!M8M9大地震いよいよ本当に来そうで怖い 」より引用↓

同様の現象は、同2月20日のニュージーランド大地震の直前にも起きた。
同国のスチュワート島に、107頭ものクジラが打ち上げられていたのである。

【 引用ここまで↑出典:週間現代 】

上記引用の他にも、砂浜にクジラやイルカが打ち上げられた後に大地震が発生している。

天草沖で定置網にクジラ:ザトウクジラの子どもか 」より引用↓

4日午前9時半ごろ、天草上島西端の熊本県天草市志柿町沖で、
定置網にクジラが掛かっているのを天草漁協の組合員が見つけた。

【 引用ここまで↑出典:朝日新聞DIGTAL2016年4月4日18時52分 】

じゃあ21日の、材木座海岸に漂着したザトウクジラは大地震の前触れかと言うと、ハッキリしたことは分からない。

2016年4月14日の午後9時26分に起きた熊本地震の10日前、4月4日の午前9時半ごろに天草市志柿町の上島沖の定置網にザトウクジラが掛かった

今度は長崎市...ザトウクジラ打ち上げられる 」より引用↓

8日午前、長崎市の海岸で体長7メートルの
ザトウクジラが打ち上げられているのが見つかった。

【 引用ここまで↑出典:日テレNEWS24・2016年4月8日19:26 】

さらに熊本地震の6日前の8日午前にも、長崎市大籠町の砂浜に体長7メートルのザトウクジラが打ち上げられたという報告がある。

しかしながら疑問点は、もしクジラやイルカが大地震の前に浅瀬に泳いで来るのか?という事で、本当にANNの報道どおりに方向感覚を失うだけが原因なのか?

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クジラやイルカが地震の前に漂着する原因は何故

 では、ザトウクジラやイルカが、大地震の前に浅瀬に浮き上がってきて、海辺に漂着するのだとしたら、その理由は何故なのか?

前兆現象がこんなに! 」より引用↓

こう語るのは、生体電位学の権威で、
東京女子大名誉教授の鳥山英雄氏だ。
「 魚というのは、環境の異常に対して非常に敏感なんです。
よく、地震の前にナマズが騒ぐ、と言われますが、
あれは迷信ではなく科学的に説明できることです。
海底で岩盤や断層が動くと電気的、化学的な反応が起こり、
電磁気的な変化が起きると考えられています。
それを、魚たちは感知するという理屈です。」

【 引用ここまで↑出典:週刊現代 】

つまり、ザトウクジラやイルカは、大地震が起きる直前に岩盤のプレートが割れるか動くかすることで「 電磁波 」が発生し、電磁波を本能で避けるために浅瀬に浮き上がってきてしまい、方向感覚を失い、そのまま砂浜に打ち上げられてしまうのではないか。

あくまで持論なので、断定的なことは言えないが、なるほど考えられないことではない。

クジラの座礁は地震と関係なしの東海大学の論文

 昨年の2018年の10月に東海大学の研究チームが、日本地震学会で発表した報告では、必ずしもクジラの集団座礁と、地震発生の因果関係は特定されず、防災には役立てる事はできない、とした。

東海大チームクジラ類の集団座礁、地震発生と相関なし 」より引用↓

クジラやイルカの集団座礁と大地震の発生には
相関関係が見いだせないとの分析結果を、
織原( おりはら )義明・東海大特任准教授( 固体地球物理学 )
らのチームが福島県郡山市で開かれた日本地震学会で発表した。

【 引用ここまで↑出典:毎日新聞2018年10月11日 】

しかし、「 クジラやイルカの座礁と地震との因果関係が全く無いとは言い切れない 」といっている。

東海大学の研究結果の発表に対する反論記事も多数あるが、これは確たることは言えない。

ただ厳然たる事実として、イルカやクジラもしくは「 地震の使い 」と言われるリュウグウノツカイが漂着した数日後に大地震が発生したことだけは紛れもない事実であって、いままでの結果が証明している。

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リュウグウノツカイが漂着した後に阪神淡路大震災

 ザトウクジラやイルカ以外にも、深海魚であるリュウグウノツカイが座礁した後にも、大地震が発生したとの報告も上がってきている。

大地震の予兆か事例多く偶然の一致といえず 」より引用↓

日本では毎年平均で200頭のイルカ座礁が起きており、座礁自体は珍しくない。
また、打ち上げられた場所と地震発生場所の距離が1000km以上離れているケースもある。
しかし9件の大量座礁後に大地震が7件発生している事実は無視できない。
ちなみに1995年の阪神・淡路大震災の前には、
鯨類が座礁したという事例は報告されていない。
だが、震災4日前に三重県の南島町沖に設置した定置網で
深海魚「 リュウグウノツカイ 」が捕獲されていた。
このリュウグウノツカイは2004年8月に発生した
マグニチュード7.4の紀伊半島南東沖地震の
約2か月前にも同じく三重県で捕獲されている。
リュウグウノツカイは水深200m以上の海底に生息するタチウオに似た深海魚で、
海底に何らかの異変が生じると浅瀬に移動するとされる
古くから人間の前に姿を見せると地震が発生すると
言い伝えられており、「 地震の使い 」とも呼ばれてきた。

【 引用ここまで↑出典:iRonna毎日テーマを議論する 】

海底に何かの異変が生じると浅瀬に移動する 」とは、まさにイルカやクジラと行動原理が同じではないか!

別ブログの瓦版茨城でも投稿したが、巨大地震が起きる前兆は、海底の岩盤が割れるかしてクラックと呼ばれるヒビが入るので、そこから「 電磁波 」が放出されると考えられている。

前章でも記したように、その電磁波から本能的に逃げる機能がイルカやザトウクジラを含むクジラ類およびリュウグウノツカイ、はてはナマズに備わっているのではないか?

電気に敏感なナマズやウナギと電磁波との関連は、あくまでも不肖この私め自身の仮説であるが、すでに色々な所で言われている。

よく、「 ナマズは地震を予知する 」というが本当なのだろうか?

ナマズやウナギが地震を予知する都市伝説は本当か

 今回、打ち上げらたザトウクジラではないが、地震予知というと「 ナマズ 」が有名な都市伝説だが、本当にナマズは地震を予知数する能力があるのか?。

ナマズと地震との関係 」より引用↓

安政江戸地震の状況を書いた安政見聞誌には
次のような記事が書かれています。
「 鯰の騒ぐ時は地震があると聞いている。
万一大地震があったら大変だと、急いで帰宅して家財を庭に持ち出したので、
これを見た妻は変な事をなさると言って笑ったが、
果たして大地震があって、家は損じたが家財は無事だった。
隣家の人も漁が好きで、その晩も川に出掛けて鯰のあばれるのを見たが、
気にもとめず釣りを続けている間に大地震が起こり、驚いて家に帰って見ると、
家も土蔵もつぶれ、家財も全部砕けていたという。」
安政江戸地震の3~4時間前に地震を予知した話です。
地中の電気的な変化( パルス状の電界変化 )が激しい時に
ナマズの行動が活発という可能性があることが解ってきたようです。
特に1992年2月2日の東京湾で発生したM5.9の地震の一週間程前に
電磁波のパルス数とナマズの行動量の増加が認められ、地震との関係が疑われています

【 引用ここまで↑出典:sems-tokaiuniv.jp 】

つまり、ナマズも鰻も地震が発生する数時間前には暴れると記述されているのである。

なぜ暴れるのかと言えば、電気信号に敏感であるがゆえに、地中から放出される電磁波の影響を受けているのではないかという結論である。

絶対に、そうだとは言い切れないが、ココまで地震とザトウクジラやイルカ、リュウグウノツカイ、ナマズや鰻との因果関係を書いて( タイピングして )いて分かった事は「 地震が起きる直前に海底の岩盤が割れてクラックから生じる電磁波を避ける行動 」が共通している点である。

ちなみにこの電磁波は、地中にも出てきてラボスティック電離層との反射時間に差異が生じるとの研究もあり、反射率を利用して地震を事前に予知する試みもある。

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よく、巨大地震の前触れには空が赤くなるとか、発光現象があるとか言われるが、これも地中に出てきた電磁波の影響ではないかと見ている。

あくまでも仮説では有るが、21日に打ち上げられたザトウクジラの亡骸が、巨大地震の前兆では無いことを祈るばかりである。


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