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貴乃花親方の引退記者会見の内容ほぼ全文 [角界]


 2018年9月25日( 火 )に貴乃花親方【 46 】が、 引退記者会見を開き、公益財団法人 日本相撲協会に対し 「 引退届け 」を出し、年寄を退職したと報告した。

【 当記事ページの目次 】

 1. 貴乃花親方の引退会見の本人の冒頭全文

 2. 貴乃花親方の質疑応答の概要ほぼ全文

 3. フジテレビ伊藤アナとの質疑応答内容

 4. 取り下げた告発状の内容を立証する気はない

 5. 自分の弟子達が育ってくれた事が喜び

 6. 担当弁護士がポロッと漏らした「 理事長の文書 」

 7. 愛弟子たちと一緒に過ごせなくなる事が残念

 8. ちびっ子相撲の力士の育成に携わっていきたい

 9. NHK刈屋解説委員からのお願いに対して親方は


貴乃花親方の引退会見の本人の冒頭全文

 貴乃花親方が開いた記者会見では、冒頭に担当弁護士の石原修氏( 1960年生:TMI総合法律事務所 )が経緯の概要を説明され、その後に年寄の貴乃花光司氏本人が引退の理由を語った。

貴乃花親方が自ら語った冒頭の説明の全文は以下の通りだ。↓

「 引退の理由は次の通りです 」

「 本年( 2018年 )3月7日、私は貴ノ岩への傷害事件に関する日本相撲協会の対応などについて真実を隠さず 追求したいと言う気持ちで内閣府公益認定等委員会に告発状を提出致しました 」

「 その後、私の弟子の不行き届きも有り、3月28日付けで告発状を取り下げましたが、( 一瞬、前を見据える )告発状の内容には何ら真実に反する点は有りませんでした 」

「 その後、私は先般受けました降格処分を真摯に受け止め、一兵卒として0からスタートさせて頂き、部屋に対する力士に対する指導、監督、および審判としての業務に粛々と従事してまいりました 」

「 しかし本年、8月7日、日本相撲協会より外部の弁護士の見解を踏まえたとする書面が届きました 」

「 その書面では『 告発状は事実無根な理由に基づいて為されたもの 』と、結論付けられておりました 」

「 これに対して私は書面で『 告発状の内容は事実無根で無い 』ことを、ご説明してまいりましたが、その後、告発状の内容が事実無根の内容に基づいて為されたもので有ることを認めないと親方を廃業せざるを得ないという有形無形の要請を受け続けて参りました 」

「 さらに今般、日本相撲協会理事会に於いて、全ての親方はいずれかの一門に所属しなければならず、一門に所属しない親方は部屋を持つことが出来ない、そういう決定が為されたということですが、同時に私はいずれかの一門に入るための条件として、『 告発の内容は事実無根の理由に基づいて為されたものであると認めるように 』との要請を受け続けておりました 」

「 しかしながら、内閣府公益認定等委員会に提出した告発状は事実無根な理由に基づくものではございません

「 真実を曲げて、『 告発状は事実無根だ 』と認めることは私には出来ません 」

「 一方で、このままでは私は、どの一門にも属することは出来ません 」

「 これでは、貴乃花部屋に所属する力士たちは相撲を続けることが困難になり、安心して鍛錬、精進するとが出来ません 」

「 この様な状況に於いて断腸の思いではございますが、貴乃花部屋に所属しております力士、および世話人は全員、継承者である千賀ノ浦部屋に所属先を変更させて頂き、私、貴乃花光司は年寄を引退させて頂くことが最善の道であると苦渋の決断をするに至った次第です 」

「 皆様方に、おかれましては私の弟子たちに変わらぬ御厚情ご声援を頂ますよう師匠として最後の、お願いを申し上げるものでございます 」

以上が貴乃花親方自身による、引退会見の説明内容の全文になるが、日本相撲協会がわからの告発状に関して「 事実無根であると認めろ 」とする強い要望があり、受け入れられない親方が「 引退 」という苦渋の決断をしたことが伺える。

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貴乃花親方の質疑応答の概要ほぼ全文

 貴乃花親方の引退会見の冒頭の説明が終わると、次は記者との質疑応答に移ったのだが、回答の部分は、「 ほぼ全文 」という形で要約にて記載させて頂く。

「 正式な通達は無かったが、とある役員の方から今場所の後半戦に入ったときに直接、聞かされた 」

正式な通達の文書は、じつは8月7日の日本相撲協会( 八角理事長 )からの文書であるが、この時は貴乃花親方は「 正式な通達は無かった 」と回答していた。

「 今現在は苦渋の決断では有りましたが弟子たちの将来を考えた結果で弟子たちは私の決断には沿うという 」

「 無念と言うか悲しい思いですが弟子たちの事を考えた結果 」

「 今朝、全員で向き合って話をしました 」

「 側面から、これからも弟子たちを見守っていく 」

「 これからも土俵には携わっていきたいので部屋の土俵は、そのまま残したい 」

「 告発状の内容が事実無根であるということを認める事が出来なかった 」

「 15で始めて30年になるが、かわいい弟子たちが萎縮して怪我をされては困るので決断した 」

「 日本相撲協会に残る気持ちは、ございません! 」

「 正式な通達があるのかな?と思っていたがないまま今に至る 」

「 告発状は取り下げているが全て事実無根であると認めろ、ということは認められない 」

「 弟子たちがこれからも活躍してくれることを願っています 」

貴乃花親方が理事を解任・降格された処分に猛反発する世論!

フジテレビ伊藤アナとの質疑応答内容

フジテレビの伊藤利尋アナ【 46 】の質問「 引退という決断は戦いに敗れたという事には? 」

貴乃花親方「 敗北であっても、すべては弟子たちのため 」

伊藤アナ「 中で戦う選択肢は無い所まで追い込まれたのか? 」

貴乃花親方「 戦う姿勢はございませんので新しい道を見つけたい 」

「 弟子たちが緊張やプレッシャーを感じることだけは避けたかった 」

フジテレビは、局所属の伊藤アナだけではないが普段もよくテレビで見る方が、この様な記者会見場にも足を運んで取材とは働き盛りとは言え大変だな.....とは、会見の動画を見る度に思うのだが。

取り下げた告発状の内容を立証する気はない

 貴乃花親方は、日本相撲協会が提示する「 告発状は事実無根であると認めろ 」という要求は、呑めないとしならがらも、「 告発状の内容を立証しようという気持ちはございません 」と回答している。

「 弟子たちは涙ながらに決断を受け入れていました 」

「 力ある若い力士が成長できる機会をたくさん作って頂きたいと 」

「 常々、師匠の私が例え命を絶ったとしても諦めずにと伝えた 」

「 弟子たちからの希望は全員の要望で所属先は千賀ノ浦親方でと 」

「 位置としてはお父さんと言う形で一生続くので、体、足腰の使い方を教えてあげたい 」

「 今後、新たな団体を立ち上げるつもりはございません 」

「 日本相撲協会に引退届を代理人を通じて出すつもりです 」

「 無念な気持ちは有るますけれども、後悔というか弟子たち 」

「 精神的に連絡を取りながら弟子たちを、これからも支えていきたい 」

「 8月7日の文書の内容は告発状は全てが全て事実無根であると理事名とともに記載されていた 」

「 文書は巡業部長から手渡しされた 」

「 一門に属さなければ親方は続けられえないというのは周りから聞かされていた 」

「 一門に属さなければ廃業となると口頭で告げられたがその人物は、控えさせて頂きたい 」

「 心配して下さった親方からは電話もあった 」

「 もう引退届けを出した身ですので粛々と進めて行きたい 」

「 弟子の一人は師匠の決めた事に軽はずみな事は出来ないと言われた事が印象的 」

「 ファンの方々に対しては)全国の支援者のおかげでしか無いので感謝の気持ちでいっぱいです 」

「 一人で去っていく印象があったが? 」の質問には、
「 入門したときと同様に自分の意志で決めたことです 」と回答。

「 ( 今後の )具体的な事は何も考えておりませんでこれから考えていきたいと思っています 」

「 ( 秋田巡業では倒れたが )体調は今現在、至って健康でやれております 」

「 千賀ノ浦親方には私が病気などで倒れたり何か有りましたら弟子たちをお願いしますとは数年前から言っていた 」

「 八角理事長とは? 」の質問には、「 理事長からは、( 一門として )いまだに直接の通達は頂いておりません 」と、回答していたが、担当弁護士の石原修氏が会見の中で、7日の日本相撲協会理事会がわからの通達文書は八角理事長( 北勝海信芳 )【 55 】が、関与している事を明言している。

「( 昨年の暴行事件では )自分の我が子が傷を負ったことがショックだった 」

日馬富士関と貴ノ岩関の報道が腑に落ちないんだけど

昨年の鳥取巡業中に起きた元横綱、日馬富士公平( 2017年11月29日に引責辞任後、2018年2月28日に所属先の伊勢ヶ濱部屋のコーチ就任 )氏【 34 】の貴ノ岩義司( 貴乃花部屋:西前頭13枚目 )【 28 】への暴行事件である。

内閣府公益認定等委員会に提出した告発状は、上記の暴行事件に関する内容だった。

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自分の弟子達が育ってくれた事が喜び

「 前理事長の所で協会の運営に携わらせて頂きましたが、国技として残していきたい 」

「 師匠になって15年、弟子たちが育ってくれた事に何者にも変えられない喜びがあります 」

「 送られて行きた文書は親方は同意しろという内容だったのでしょうか? 」との質問に、担当の石原弁護士は、「 親方の気持ちは、この問題をぶり返さない文書の内容を認めなければ何々するとかいう内容ではないが 弁護士の意見書を渡している 」と回答した。

また、石原弁護士は協会がわからの「『 協会と直接、話をしようとしない親方の姿勢は大変遺憾です 』というやりとりが8月にも行われている 」と語った。

「 経済状態が悪いから部屋を移動するということに関しては、そういうことは一切ございません 」

「 弟子たちは我が子のような、それ以上の存在です 」

「 長く続いているので否定は出来ないものです 」

「 もう引退をしてるので相撲協会に関しては我関せずで弟子たちの成長だけを期待している 」

貴乃花親方の血液型は何型かと検索されたあなたへ

担当弁護士がポロッと漏らした「 理事長の文書 」

 貴乃花親方の引退記者会見では、誰が親方に直接、口頭で告発状の訂正を求めたのか?の質問に対する回答は差し控えますとの姿勢を通した。

ただ、その中で担当の石原弁護士は8月7日に提出された日本相撲協会からの「 文書 」に関して、「 理事長の文書 」であると、ポロッと漏らしている。

八角理事長とは何者なのかを徹底検証してみた

石原弁護士「 簡単にお伝えします、親方はその前の年寄り総会で実際に告発状を出した事に関して事実を弁護士に説明して弁護士の方で判断した上で告発状を弁護士の方で出しました 」

「 それは真実を追求したいという気持ちが強かったから出した事を年寄り総会で説明しております 」

「 これに対して告発状に関して何か疑義等が、『 告発状の内容をお読み頂き、間違っている点がございましたら、ご指摘下さい 』という内容も親方が申している次第で、それに対して8月7日付の『 理事長の文書 』には、その協会が委託された外部の弁護士の法的意見に基づく見解書を添付されて提出して頂いていると言う、それに対して8月末までに回答をしなさいというまぁ...内容には踏み込みませんけども概略は、そういう経緯です 」

「 おそらく今回、日本相撲協会が始めて外部に委託した代理人弁護士さんと言うことになります 」

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愛弟子たちと一緒に過ごせなくなる事が残念

 貴乃花部屋は、今回の引退に関して愛弟子たちと離れ離れになることを悔やまれている。

「 弟子たちと一緒に同じ釜の飯、同じ屋根の下で過ごせなくなるのが無念です 」

「 単に一門に所属するということは出来たのかも知れませんが告発状の事実無根である事を認める様、役員会で言われたので、それは出来ないので一門にも所属することも出来ないということ 」

「 本当は親方業は続けたいが、もう千賀ノ浦部屋の親方に任せたので 」

「 どう考えても私自身が認められなかった所です 」

「 すぐ近くに仏壇があるので今日ここまでで終わりにしたいと報告したいと思います 」

「 引退届を出しました、退職という言葉は使われておりませんでしたので 」

「 弟子たちは決して言葉に出来ない気持ちでいますので、のびのびとやってもらわければと思っています 」

「 阿武松親方( 57 )が再選したことに関しては特に、ございません 」

日本相撲協会に対しては「 強くなった若い力士たちが親方になっても新しい取り組みがしやすい環境にして貰えたらな、と思っています 」と述べた。

日本相撲協会のガバナンスの不透明さに関して「 暴行事件の時にも、第三者委員会が立ち上げられなかったのは私は残念でした 」とコメントされている。

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ちびっ子相撲の力士の育成に携わっていきたい

 「 日本相撲協会に入門する前の段階の、ちびっ子たちの育成に携わっていきたいと考えています

貴乃花親方は、今後の在り方に付いて、これから大相撲の力士を目指す、ちびっ子ずもうの育成に携わっていきたいとの意志を表明した。

しかしながら、すでに貴乃花部屋の物件自体は既に賃貸物件として「 即入居可 」となっているので、土俵を残すことは難しいと考えている。

将来的に貴乃花親方は、町に「 ちびっ子相撲教室 」でも開かれるのであろうか。

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NHK刈屋解説委員からのお願いに対して親方は

 大相撲中継の独占放送権を持っているNHKの大相撲放送では、お馴染みの刈屋富士雄解説委員【 58 】も記者会見場で貴乃花親方に、お願いをされている。

刈屋富士雄解説委員「 親方は誤解されていて、告発状を事実無根として認めないと親方として残れない、出て行けというのは相撲協会の総意として考えられないので考え直して欲しい、これは質問というよりもお願いです 」

この時に貴乃花親方は、特に何も言っていなかったが、後に別の記者から刈屋富士雄解説委員からの受け止めを聞かれると.....

「 もう引退届を出した身ですので控えさえせて頂きたいとおもいます 」と回答している。

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今回の日本相撲協会VS.貴乃花親方の構図は、引退会見でもあり、協会との離婚会見でも有った。

どっちが正義で、どっちが悪だと単純に棲( す )み分けは出来ないが、日本相撲協会は求心力および権力を失った貴乃花親方に「 告発状を事実無根だと認めないと一門への所属も出来ないから即ち追放を意味する 」という究極の選択を迫った。

貴乃花親方が選んだ道は「 生きて虜囚の辱めを受けず 」であったが、愛弟子たちを守る最後の選択肢は千賀ノ浦親方( 隆三杉太一:57 )へ弟子達の身を預ける事だったのだろう。

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