軽自動車メーカーとして有名な、スズキ株式会社【 本社:静岡県浜松市南区高塚町300 】が多数の不適切な検査不正が行われ、リコール台数が約200万台、かかる費用は800億円に上るが対象車種の一覧は?
【 本稿の記事ページの目次 】
スズキのリコール2019年の対象車種一覧
「 本当は不合格だけど、これくらいなら良いか 」として、測定データの書き換えなど不適切な不正検査が行われた事で、リコール車種が発生した。
2019年に報告された、スズキのリコール車種は以下の4車種である。↓
- スペーシア:2019年2月21日リコール届出番号4446
- クロスビー:リコール届け日・番号は上記に同じ
- アルト:2019年1月24日リコール届出番号4410
- アルトラパン:リコール届け日・番号は上記に同じ
つまり、上記の4車種が2019年に入ってから報告されたリコールなので、200万台という数字は2018年度分も含めたリコール台数になる。
次章では、2019年2月21日にリコールの届出がなされた、スペーシアとクロスビーの内訳を見ていきたい。
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スペーシアとクロスビーのリコール対象車種
2019年に報告された、スペーシアとクロスビーのリコール対象車両の内訳は、以下の一覧になる。↓
車名( メーカー ) | 型式 | 通称名 | リコール対象車の車台番号(シリアル番号)の範囲及び製作期間 | リコール対象車の台数 |
---|---|---|---|---|
スズキ | DAA-MK53S | スペーシア | MK53S-100062~MK53S-119100平成29年11月27日~平成30年2月28日 | 1万9,023 |
MK53S-550021~MK53S-562741平成29年11月27日~平成30年2月28日 | 1万2,566 | |||
MK53S-820078~MK53S-826643平成29年11月28日~平成30年2月28日 | 6,545 | |||
DAA-MN71S | クロスビー | MN71S-100140~MN71S-109309平成29年11月20日~平成30年3月2日 | 9,152 | |
合計台数 | 計4万7,286台 |
具体的なリコールの改善箇所などは、以下に引用する。
全車両、車載通信コントローラの制御プログラムを
対策プログラムに書き換える、
または、車載通信コントローラを対策品に交換します。
次章では、アルトとアルトラパンのリコール対象車の一覧を、示して参りたい。
レオパレス21の施工不良物件7,085棟はどこ?種類別の一覧 https://t.co/Dw1oxP6fWE
— ついっぷる最新速報瓦版 (@TrendNews_44) 2019年4月12日
内部調査の結果、施工不良物件は
7,085棟にも上ることが判明!!
アルトとアルトラパンのリコール対象車両
SUZUKIアルトとアルトラパンのリコール対象車両の内訳の一覧を以下に示す。↓
車名( メーカー ) | 型式 | 通称名 | リコール対象車の車台番号(シリアル番号)の範囲及び製作期間 | リコール対象車の台数 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
スズキ | DBA-HA36S | アルト | HA36S-106093~HA36S-106726平成28年7月26日~平成28年10月10日 | 402 | 2WD車のみ |
HA36S-106783~HA36S-106906平成28年10月17日~平成28年11月1日 | 57 | ||||
HA36S-297667~HA36S-305946平成28年7月26日~平成28年10月11日 | 5,920 | ||||
HA36S-306382~HA36S-308210平成28年10月17日~平成28年11月3日 | 830 | ||||
HA36S-881990~HA36S-884867平成28年7月26日~平成28年10月7日 | 2,067 | ||||
HA36S-885180~HA36S-885763平成28年10月17日~平成28年11月2日 | 319 | ||||
HBD-HA36V | アルト | HA36V-118816~HA36V-121007平成28年7月26日~平成28年10月6日 | 1,825 | ||
HA36V-121228~HA36V-121609平成28年10月17日~平成28年11月3日 | 183 | ||||
DBA-HE33S | アルトラパン | HE33S-146098~HE33S-152703平成28年7月26日~平成28年10月10日 | 5,257 | ||
HE33S-153265~HE33S-154681平成28年10月17日~平成28年11月2日 | 752 | ||||
合計台数 | 計1万7,612台 |
改善箇所の説明や注意点、見取り図は引用で以下に示す。
改善の内容:全車両、燃料タンクを良品と交換します。
交換修理用部品として出荷し、
組付けられた車両が特定できないもの
対象の製品名:タンク、フューエル
部品番号:89101-74P00
対象部品の出荷期間:平成28年7月28日~平成28年10月21日
対象数16
補足事項として、「 交換修理用部品として出荷し組付けられた車両が特定できないもの 」にタンク部分の部品が16個ある。
しかし、上記の4車種を合わせても合計台数が6万4,898台で、200万台には遠く及ばない。
スズキのリコール台数が200万台というのは、2018年以前に報告された4輪および2輪の車種も含めての合計台数である。
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スズキのリコール2018年以前の対象車種一覧
2019年4月13日現在、報告されているスズキのリコール対象車種で、2018年以前の一覧は、以下のリンクから、閲覧ができる。↓
驚くべきことに、スズキは昨年の2018年9月26日に国土交通省に、燃費・排出ガスの抜取検査の不備を報告した後も、検査の不正が続けられていたという。
製品の不具合が原因で人名に関わる重大事故が起きたとの報道は、いまだにされていないことが不幸中の幸いだったか。
「 データ改ざん!KYB免震オイルダンパー問題で姉歯秀次一級建築士を思い出してしまった!! 」の記事を投稿しました https://t.co/A3rsP7Pqdf #r_socialnews
— ついっぷる最新速報瓦版 (@TrendNews_44) 2018年10月20日
大量生産で効率化しているからこそ、ひとたびリコールが出ると大きな台数になってしまいますよね。
他の会社でもリコールをしていますが、それでも日本の自動車メーカーの世界的な評価は健在なのでしょうか?
by Edy (2019-04-13 22:47)