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IDIOT( イディオット )は日本語では「 馬鹿 」と和訳されるが、
2018年12月11日に開かれたアメリカ下院司法委員会の公聴会で、
Googleのサンダー・ピチャイ( Sundar Pichai )CEO【 46 】が、
「 馬鹿( idiot )とググるとトランプ( Donald John Trump )大統領【 72 】の写真が出てくる理由は、なぜですか? 」と詰問された。
議会質問ピチャイCEOで問いただしたのは、ゾーイ・ロフグレン下院議員【 70 】で、当のトランプ大統領は居なかったが、「 私の名前でGoogle検索すると悪いニュースばかり表示される 」と、ぼやいているという。
まさに、Googleが世界的なグローバル企業に成長した証でもある。
なにを隠そう、本稿の広告バナーも「 グーグル・アドセンス 」を利用させて頂いている。
さて議会質問でロフグレン下院議員から追求を受けた、ピチャイCEOは、「 グーグルの検索結果は関連性および人気度を含む200以上の要素でランク付けされた、数10億の単語を元にページの順位が表示される 」と回答している。
検索結果の順位付けを、いわゆる「 SEO( Search-Engine-Optimization )」と言い日本語では、検索エンジン最適化の意味になる。
ピチャイCEOは、200以上の要素で順位が決まると言われたが実は、SEOは2018年現在、「 被リンクと記事コンテンツの質 」の2大要素が検索順位の大きな要因であると、される。
だから、ピチャイCEOが検索結果ランキングの順位付けの要素として公言された「 200以上の要素 」は間違ってはいない事実だが、上記2つの「 被リンクと記事の質 」以外は、それほど大きな比重を占めない。
数年前はスパム的な手法で検索順位を上げることも出来たらしいが、プロブロガーからYouTuberに転職を明言されているイケダハヤト氏【 32 】は2018年現在、非常に厳しくなってきたと言う。
不肖この私めの個人的な肌感覚としては、被リンクを記事コンテンツ以外にも、「 アクセス流入に拠るドメインパワーの強化 」が大きな要素を占めている様な気がする。
では、なぜトランプ大統領の写真が「 イディオット 」の単体キーワードだけで画像が出てきてしまうのか?
単語「 idiot 」とトランプ大統領の
画像との結びつきは、今年になって浮上した。
7月にトランプ氏がイギリスを訪問した際、
米パンクロックバンド・グリーンデイの楽曲「 American Idiot( アメリカ人のばか者 )」を
全英音楽チャート1位に押し上げようと
呼びかける抗議行動が起こり、実際に複数チャートで1位を獲得した。
このことが、検索結果に関係しているのではとの声もある。
上記引用のグリーンディの楽曲「 American Idiot♪ 」をYouTubeで視聴したが、「 あっ!聴いたこと有るっ!! 」という曲だった。
ただし、アメリカン・イディオットのリリース年は2004年であるが、全米英1位を獲得、世界総売り上げ枚数は1,400万枚を誇る。
念のために「 American Idiot♪ 」の歌詞をチェックしたが、どこにもトランプ大統領の名前は入っていなかった。
ただし間違いなく言えることは、アメリカ合衆国とイディオット「 IDIOT 」という単語を関連付けて記載しているドメインパワーの強いサイトが多数あり、検索結果に上位表示されている事が理由であると予想できる。
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公聴会に呼ばれたのはGoogleのトップ( 最高経営責任者 )であるピチャイCEOだったが、実はグーグルの検索エンジン最適化問題などを担当するスパム対策チームのリーダーは、かの有名なマット・カッツ氏( Matthew "Matt" Cutts )氏【 45~46 】である。
I hope that somebody gathers some of the early stories or an oral history at some point.
— Matt Cutts (@mattcutts) 2018年12月4日
マット・カッツ氏は、当「 ソネットブログ 」のような無料ブログよりも、優れたオープンソースのブログソフトウェアであるワードプレスは素晴らしいと、べた褒めしている。
公聴会では、「 Googleは政治的偏向が有り、検索順位を意図的に操作しているのではないか? 」とも詰問されていたが、むろんピチャイCEOは真っ向から否定した。
マット・カッツ氏はGoogleスパム対策チームの責任者なので、おそらく今回の出来事も伝わっているだろうが、どういった対策を立ててくるのか?
でも、流石に「 馬鹿 」と1文字検索を掛けて自分の顔画像が出てきたらショックだよな~、きっと.......(^_^;)
Let’s not do a shutdown, Democrats - do what’s right for the American People! pic.twitter.com/bZg07ZKQqo
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) 2018年12月13日
2018年現在の日本は基本的に、Google検索とYahoo!検索は同じアルゴリズムを使っている。
そのグーグルとヤフーの検索エンジンのシェア率は日本国内のインターネット市場で実に93%以上で、その他の7%をBingや、様々な検索エンジンが占める。
世界各国に依って検索エンジンのシェア率は異なるが、やはりGoogleの1強は不変の様だ。
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ロシアの小説家、レフ・トルストイ【 享年82 】が上梓( じょうし )した、民話形式の作品に「 イワンのばか 」という小説がある。
謹厳実直な男、イワンが最終的には幸福を掴む物語だが、なぜ「 ばか 」なのか?
いろいろ調べて見ると、イワンのばかのストーリー展開は「 馬鹿正直 」だからという説明に行き着くが、まさに「 働かざる者食うべからず 」の教訓的な作品に仕上がっている。
額に汗して労働するものこそが尊く、働くものは富み報われるものだ、的な流れになっているが、資本主義国の日本では必ずしも当てはまらない内容で、むしろ「 正直が馬鹿を見るに近い社会構造 」だな~というのが率直な感想である。
その理由は何故かって?
運送会社で10年以上、真面目に務めて来たが給料は1円も上がらなかったからだっ!( 笑 )
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