飲食店の「 無断キャンセル 」は海外では「 No show:ノーショー 」
と言われ問題視されているが、何か有効な対策は有るのだろうか?
【 当記事ページの目次 】
経済産業省も「 飲食店の無断キャンセルに対する対策レポート 」を打ち出した。
無断キャンセル自体、質が悪いが予約をした側の客に特段の事情が有る場合、電話連絡が繋( つな )がる。
もっとも悪質なのが確信犯てきな、いわゆる「 トンズラ 」で、完全にバックレる意図がある場合、連絡しても電話が繋がらないので泣き寝入りされる方も多いのだろう。
当「 世界の最新ニュースを一刀両断 」でも、過去記事で無断キャンセルの問題を取り扱ったが、少なくとも連絡が付く場合の無断キャンセルの予約客の対策で有効な方法を、ご紹介したい。
実際に飲食店を経営されている方の実体験からの対策方法だ。
このような場合、私が最初にお話するのが
『 もう、私の目の前にお料理が準備されてますよ 』ということ。
そこから交渉はスタートします。
ただ、だからといってキャンセル料云々の話はしません。
『 これを引き取っていただけませんか 』というお話をするのです。
そこでNOと言われたら、キャンセル料のお話に持っていくのですが、
自分の非を認めたお客様の場合、これまででNOと言われたことがありません。
上記引用の場合、あくまでも電話の連絡が付くからこそ「 商品を引き取って頂けませんか? 」という交渉が、できるのである。
これで、会社名が分かっているのならともかく、個人の携帯端末などで団体予約された電話が繋がらない場合は、手の打ちようが無い。
警察に相談しようにも、基本的に無断キャンセルの行為は民事事件なので警察は介入できないからだ。
昔のドラマなどでは嫌がらせ目的で他人に、なりすまして寿司など出前で20人前注文するなんてシーンが有ったが、最も質の悪いパターンは同業者が行っている場合も有るらしい。
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全国の美容室とのマッチングサイトなら「 ホットペッパービューティー 」が有名だが、「 無断キャンセル 」に対しては、非常に厳しい措置を取っている。
特に制限期間の定めはなく、
再度ご利用いただくことはできません。
サロンへは電話でのご予約をお願いします。
ただし、「 無断キャンセルをした会員様は、二度と利用できません 」という断固たる処置をしても、複数アカウントを作られたら手の施しようがない。
では、飲食店とのマッチングサイト「 ぐるなび 」の場合は、どうなのか?
ぐるなびは、取引の当事者とはならず、取引に関する責任は負いません。
したがって、万一取引に関してトラブルが生じた場合には、
ユーザーのみなさまとサービス提供者との間で直接解決していただくことになります。
したがって、ぐるなびを通じての予約に対して無断キャンセルが発生しても、「 当方は責任を取らないので、店舗と、お客様との間で解決してや~! 」というスタンスだ。
では、無断キャンセル防止の取り組みを始めた「 テーブルチェック:TableCheck 」の、「 キャンセル・プロテクション 」とは、どの様な対策方法を取っているのか?
「 キャンセルプロテクション 」は、電話も、ネットも、
すべての予約に対してご利用いただける、
TableSolutionだけのキャンセル対策サービスです。
上のキャンセル・プロテクションは、初期導入および月額固定費用がともに0円!
電話予約の時に、予約客のメールアドレスも同時に伺うシステムだ。
Technology may be booming but did you know that 60% of last minute cancellations are coming from a more old-fashioned source: ?? Read more on how to protect your restaurant from these last minute no-shows!?https://t.co/xHZsZCmI8O
— TableSolution (@TableSolution) 2018年11月2日
予約客のメールアドレス宛に、送信した入力フォームに予約客の「 クレジットカード情報 」を入力してもらい返信して頂く先が「 テーブルチェック 」のサイトだ。
顧客のクレジットカード情報が、テーブルチェック側に登録されるという仕組みだ。
電話予約を受ける際に、予約客からメールアドレスを聞き出す手間が有るが、試してみる価値はありそうだ。
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無断キャンセル【 NO-SHOW 】に対する取り組みは経済産業省も対策レポートを公開するなど、本腰を挙げて取り組み初めている印象だ。↓
つまりは、「 当日の無断キャンセルに対しては、100%の損害賠償請求をしても良い 」という声明レポートでもあるが、罰則規定などの法的な拘束力が有るわけではない。
もし、刑事罰などが成立すれば、無断キャンセルは大幅に減るはずだと思われる。
No show(飲食店における無断キャンセル)対策レポート発表!
— 経済産業省 (@meti_NIPPON) 2018年11月1日
No show は#飲食店 の生産性向上を大きく阻害しています サービス産業の生産性向上の
観点から、一事業者だけでは解決できない業界全体に渡る課題の解決を支援しますhttps://t.co/Uv98eV6ahW pic.twitter.com/uBhKok6yo2
無断キャンセルは、明らかに予約客の側に非があるものの、しかし店側の管理体制を問題視する声も。
そもそもノーショーされまくる店って、
店側の方にも何か問題のある場合が多いです。 予約の管理がいい加減だったり、対応が悪かったり。
なかには予約キャンセルの電話を入れても、なかなか繋がらないという声も。
無断キャンセルをする客が一番悪いが、店舗側の管理体制に不備は無かったのかを、経営者の方は再考してみるのも必要なのかもしれない。
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最後に実体験からの身の上話をば。
当時、勤務していた地元運送会社の2016年の忘年会の幹事を任されたことが有った。
不肖この私めの不注意で、その年の9月に労災事故を起こして入院してしまい、10月に予定していた忘年会は、申し訳ないことに取りやめになってしまったが、きっちりと予約キャンセルの電話だけは2回以上入れた。
同僚の運転手から、「 忘年会の予約のキャンセルの電話は入れておいたから 」と言われても自分で更に確認の電話を、宴会日当日の1ヶ月前には入れている。
予約をキャンセルさせて頂いた店名は、茨城県境町にあるスーパー銭湯の「 御老公の湯・境店 」で、宿泊施設も充実している。
やはり幹事をされるかたは忘年会に限らず、きっちり責任を持って頂きたいものだ。
当ソネット・ブログでは、過去にも大阪のtsukushinbo梅田店の無断キャンセルの記事を投稿させて頂いた。
さらに、ツイッターで無断キャンセルの窮地を救ったという東京都立川市のバー「 モカ 」の記事も掲載させて頂いた事もある。
競合店が嫌がらせ目的で悪意を持って、わざと無断キャンセルを行っているのだとしたら言語道断だが、やはり予約するからには、相手の都合を考えなくてはならない。
特に団体客で大人数予約で無断キャンセルをしたら即、大量廃棄に繋がり薄利多売の飲食店に於いては、し活問題だ。
もし、自分が飲食店を経営していれば、無断キャンセルなんて無責任な所業は、おそらくしないと思うのだが。(^_^;)
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